今や、過熱の一途をたどる中学受験。2022年の首都圏私立・国立中学の受験率は17.3%と史上最多の人数を記録しました。

このような状況の中”幼児期”から中学受験を視野に入れている親も少なくありませんが、こんな悩みはありませんか?

「中学受験に ”効く”幼児期からの取り組みって何だろう?」

今回は、中学受験を視野に入れている子が”幼児期にするべき取り組み”を徹底解説。某進学塾で特待生の子を持つママライターが、幼児期に実際に行った取り組みを詳しくご紹介していきます。

中学受験は、幼児期から始まっていると言っても過言ではありません。この記事を参考に、今からできることを始めてみませんか?

1.中学受験をするなら幼児期からの取り組み必須?

なぜ中学受験に幼児期からの取り組みが必要なのか?その理由を、リアルな塾の現状とあわせてお伝えします。

(1)塾の最上位クラスは”先取り組”で溢れている

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

結論から言うと、塾の最上位クラスは”先取り組”で溢れかえっています。

私の子どもは入塾以来ずっと最上位クラス在籍ですが、これは偶然ではありません。そうなるように幼い頃から取り組んできた結果です。

ライターM

塾で好スタートがきれるように、幼い頃からコツコツ努力をしてきました。

でもいざ入塾してみると、 ”先取り組”は我が家だけではありませんでした。

入塾して間もない頃、我が子が塾から帰宅してこう言いました。「ママ、みんなめちゃくちゃ先取りしてるわ。」どうやら、「鶴亀算とか簡単ー。」、「俺、和差算もできる!」など、クラスメートが話しているのが聞こえたようです。

我が子の話によると、

  • 最上位クラスの子は、塾でこれから習うことを当然のように既に知っている
  • 塾+αで家庭教師や個別指導に通っている子も多い

これが、中学受験塾の最上位クラスのリアルな現状なのです。

(2)幼児期の”基礎固め”で子どもが楽になる

最上位クラスに先取り組が多いということは、 ”入塾前から競争が始まっている”ということ意味します。

なんの下準備もなしに入塾すると、お子さまが辛い思いをすることも否めません。「小4で入塾してから予習を頑張ればいい。」と思っている親も多いですが、幼児期からコツコツ頑張ってきた子には到底追いつけないのです。(一部の天才児は除きます。)

しかし、逆に考えれば親の導き方次第で最上位クラスも夢ではないという証明になります。

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

最上位クラスの子達は何もせずに勉強ができる天才ばかりではなく、幼い頃から地道に頑張っている子が多いのです。

通塾生活は少なくとも丸3年続きます。これが子どもにとって苦痛なのか楽しいのかは、成績だけでなく子どもの心にも影響するでしょう。幼児期からの積み重ねでちょっとでも子どもが楽に中学受験を迎えられるなら、やらない手はありませんよね。

次では、【中学受験に”効く”!?我が子が幼児期に行った5つの取り組み】をご紹介していきます。

まだ受験が終わったわけではないので偉そうなことは言えませんが、しかし、逆に考えれば特待生&最上位クラスを維持できているのは確かです!是非参考にして下さいね。

2.2025年中学受験組!特待生っ子のママが実践した幼児期の取り組み4選

(1)小学校入学までに”読み・書き・計算”を自在に

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

我が子の場合、小学校入学までに【読み・書き・計算】を自在にできるように調整しました。

  • 読み…平仮名&カタカナ&少しの漢字を読んで文章を理解できるようにする
  • 書き…平仮名&カタカナ&数字は完璧に書けるようにする
  • 計算…四則演算(+・−・×・÷)をマスター

小1までにこのレベルに仕上がっていれば、中学受験の勉強を開始する”ベース”が整います。「小1でこのレベルに!?」と驚く人も多いかもしれませんが、コツコツやれば意外にできます。

具体的な方法は、以下を参考にして下さいね。↓↓↓

【0歳~2歳】

ひたすら数の感覚をインプットしました。ドットカードや百玉算盤などを使って数感覚を身に付けましょう。

【2歳~3歳】 足し算、引き算のベースを作ります。ドットカードのイメージで、10までの足し算引き算を”指を使わずに”できるようにしましょう。指を使うことに慣れてしまうと、しばらくの間指を使う方法でしか計算しなくなります。5の塊、10の塊で数を捉え、暗算で繰り上がり・繰り下がりができるように指導しましょう。積み木や線つなぎで、空間認識能力や図形のセンスも育むのもマスト。掛け算九九の歌も、この時期から聞き流し始めました。

【3歳~4歳】

3~4歳頃は、これまでインプットしてきた数の理解が一気に深まる時期です。足し算や引き算を桁数を増やして訓練してみましょう。プリント教材を取り入れるのがおすすめです。

【5歳~小学校入学まで】

単位換算や九九、簡単な割り算は、この時期までに完璧にしておくと後が楽です。掛け算や割り算のプリント教材に取り組んで定着率を上げましょう。

小学校入学までにここまで仕上げておけば、小1~入塾までに応用問題や思考力を鍛える問題にじっくり取り組めます。

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少なくとも入塾までに3年以上もあるわけですから、ゆっくりコツコツ応用問題に取り組めます。

私の子の場合、この方法で先取り学習を進め、算数は塾の1年先のカリキュラムまで終了しています。算数は【塾=復習】になっているので、特待生も無理なく獲得できるというわけです。

(2)中学受験に”効く”習い事は?

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

さて、上で紹介した年齢別の取り組みを行うには、ベースになる教材習い事がある方が便利です。

  • 公文
  • ピグマリオン
  • 算数ラボ
  • キッズBEE過去問
  • 四谷ジュニア予習シリーズ

中でも、中学受験を目指す子におすすめなのは、ピグマリオンです。

ピグマリオンって何?
  • 伊藤恭先生が開発した学習メソッド
  • 詰め込み教育ではなく”子どもの能力を伸ばす”メソッド
  • 言語・数論理・思考力・判断力・空間能力・手先の巧緻性を育む唯一無二の教材やプリントあり

ピグマリオン開発者の伊藤恭先生は、中学受験の超有名塾「浜学園」のはまキッズの顧問もされています。そのことからも、ピグマリオンが中学受験のベース作りに役立つことが分かりますね。

ただ、「絶対にこの教材でないとダメ!」というわけではありません。ぶっちゃけ、何でもいいと思います。最上位クラスの子達も、様々な教材や習い事をしていたようです。

一番大事なのは、親がペースメーカーになって進められるものを1つ決めて、最後までやり遂げることが大事です。

0歳から楽しく学び続けるには、親のサポートが欠かせません。”習い事任せ”や教材を”買っただけ”で満足していては子どもは伸びないのです。

毎日30分でいいのでコツコツサポートし続けることを重視し、学ぶ楽しさを教えましょう。

仕事で子どものサポートができず悩んでいるママへ

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『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

(3)年長から受験可能!全国統一小学生テストを受けてみよう

ある程度学力に自信がついたら、「全国統一小学生テスト」を受験してみるのもおすすめです。

全国統一小学生テストは中学受験塾大手の四ツ谷大塚が開催する試験で、誰でも“無料”で受験可能!約14万人もの子が挑戦する大規模なテストで、得意や苦手が一目で分かる詳細な成績表も返却されます。

  • 子どもの試験慣れ
  • 苦手分野の発掘
  • 子どもの立ち位置の確認

など、全国統一小学生テストにはメリットが多くありますが、年長で受験する一番の意味は”親の意識向上”にあるかもしれません。

【日頃の成果が目にみえて分かる→子どもはもちろん親のやる気が一層アップ→日々の取り組みのモチベーションになる】

全国統一小学生テストを受けることで、このような良い循環が生まれます。

ライターM

おっ、意外にうちの子できるじゃん!これが、親のやる気にもつながりまし

(4)入塾後は英語学習の余裕なし!?幼児期のうちに英語耳を育む

中学受験と直接関係はありませんが、英語学習も幼少期からスタートした方が良いでしょう。

と言うのも、いざ通塾が始まると膨大な宿題やテストに追われて、英語を学ぶ時間がありません。英語の聞き流しやアプリを用いて、英語に触れさせておきましょう。

私の子は年長で英検3級まで取得しました。その方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。