2022年末の『第73回NHK紅白歌合戦』(12月31日放送)の平均世帯視聴率は、第1部(午後7時20分~8時55分)が31.2%、第2部(午後9時~11時45分)が35.3%という結果となった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第2部はワースト2位の記録であり、世間の“紅白離れ”に歯止めがかかることはなく、出場歌手たちの“若者向け”シフトも成功とは言い難いものに。

 あまり褒められたものではない今回の紅白だが、そんななかで評価を上げたのが、司会に抜擢された橋本環奈だ。

「橋本さんはNHKとはあまり関係性がなく、起用することの理由付けが難しいなどとも言われていましたが、見事なMC力で、そんな心配をはねのけた。初めての司会ということで緊張感もあったでしょうが、そんな様子は一切見せず、恐ろしいほどの落ち着きっぷりで仕切っていました。初めての紅白であれだけできるなら、ほかのどんな番組のMCを任せても安心。今後のテレビ界は“MCに困ったら橋本環奈”となりそうです」(テレビ局関係者)