家や職場で役に立つ「延長コード」が、近くの100均で安く買えたらいいなと思う方もいるでしょう。この記事では、ダイソー・セリア・キャンドゥといった100均における、おすすめの延長コードや、延長コードの取り扱い有無についてご紹介します。また、延長コードの使用・収納時のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

100均の延長コードってこんなに便利!

100均の延長コードは使い勝手バツグン

【100均の延長コード】ダイソーのおすすめ4種類やセリア・キャンドゥの取扱を調査
(画像=『BELCY』より引用)

日常的に何気なく使っている「延長コード」。100均のダイソーやセリア、キャンドゥでも取り扱っているのはもうおなじみですね。コンセントの位置がちょっと遠いって時や、ここにコンセントがあればって時など、延長コードがあれば不便も解決できます。

ここ最近、キッチンやリビング、寝室にパソコン周りなど、電源の必要なアイテムが急増し、備え付けのコンセントだけでは足りない・・・というお悩みも多いと思います。そんな時、活躍するのが100均の延長コードです。長さも1m未満のものから使い勝手のいい4mのものなど様々あり、使う場所に合わせて選べます。

また、購入の際に大事なのは「必要な長さがどれだけか」という点です。使う場所に最適な長さを購入するためには、購入前に必要な長さを測っておくことをおすすめします。短すぎれば使い物になりませんし、かといって長すぎても邪魔になってしまいますので、事前の延長コードの必要な長さチェックは重要です。

100均の延長コード使用時の確認ポイント

基本的に一般家庭の1つのコンセントで使える電気量は、15A、1500wまでと決まっています。必要以上に差込口があっても、使えなかったり発火の原因につながる可能性があります。もちろん100均の延長コードにもパッケージに合計使用量が記載してありますから、使用方法を守って使用しましょう。

また、コンセントにプラグを長時間差し込んだままの状態が続くと、コンセントとプラグの間にホコリがたまり、通電している電気によって発火することが稀にあります。こんな事故を未然に防ぐためにも、100均の延長コードには「トラッキング火災防止のための絶縁カバー」が付いています。安心して使用できますね。

かと言って「絶縁カバーが付いているから安心」と、何もしないでいると発火の危険は突然やってきます。特に湿気の多い時期は、少しのホコリや水分でも発火のリスクは高くなります。コンセントからの発火防止のために、日頃からコンセント周りのホコリ掃除はこまめにやっておましょう。

100均ダイソーの延長コードおすすめ4選!

①ダイソーのおすすめ延長コード:50cm1個口タイプ(108円)

100均ダイソーの延長コードの中でも短い部類に入る「50cm1個口タイプ」の延長コードです。タップなしの1個口タイプで、長さは50cmと「ちょい短め」な延長コードなので、寝っ転がってスマホを操作したい時や、コンセントまでちょっと届かないって時にちょうどいい長さですね。

100均ダイソーの「50㎝1個口タイプ」延長コードは価格100円(税込み108円)で、同じタップなしの1個口タイプの延長コードには長さ違いの70cmもあります。用途によって使い分けができるところも、100均ダイソーの商品の嬉しいポイントですよね。

POINT

活用例

洗面台でドライヤー使用時や、ベッドやソファーでスマホ又はタブレットを使用する時の延長コードとしてもとっても便利です。

②ダイソーのおすすめ延長コード:1m3個口タイプ(216円)

100均ダイソーの延長コードには、タップなしの1個口タイプ以外にも、3個口のタップ付きの延長コードも販売しています。長さも1mとちょうどいい長さで、キッチンやリビングなどで使用する延長コードとして重宝します。

ただ、ここで1点注意してほしいのが、この商品は100円商品ではないということです。ですが、3個口のタップが付いてお値段200円(税込み216円)はお値打ち品だと思います。スマホとタブレットを同時に充電したい時なんかにはとっても便利ですね。

POINT

活用法

スマホとタブレットを同時に充電したい時や、テレビをDVDプレイヤーの電源をつなげる時の延長コードとしてなど、家電製品を同時に使う場所に便利な延長コードです。

③ダイソーのおすすめ延長コード:2m1個口タイプ(432円)

100均ダイソーの延長コードの中でも長い部類に入る「2m1個口タイプ」の延長コードです。1個口タイプでタップは付いていませんが、家中ありとあらゆる場所で活躍するスグレモノです。掃除機の延長コードやホットプレートの延長コードなど使用用途は様々ですね。

こちらの100均ダイソー延長コードも要注意な点があります。それはこの延長コードは100円商品ではないということです。100均ダイソーの商品の中でもちょいお高めな価格400円(税込み432円)ですが、量販店などと比べてたらお買い得です。もちろん絶縁カバー付きで、トラッキング火災の防止にも安心です。

④ダイソーのおすすめ延長コード:1.5m3個口タイプ(324円)

100均ダイソーの延長コードの「1.5m3個口」タイプ、いわゆるACタイプと呼ばれる延長コードです。コンセントの差し込み口が両面に合計3個ついていて、床に置いて使うとなると少し使いづらいような気もしますが、使い方や使う場所次第ではとても使い勝手がいい延長コードです。

例えば、出張の時などに携帯すれば、パソコンを使いながらスマホを充電できて、男性ならばシェーバーの充電も一気に済ませることができるなど、こんな便利で時短な使い方もできます。自宅以外でも100均ダイソーの延長コードは大活躍でおすすめです。

POINT

活用法

パソコンやルータ、コピー機などパソコン周りの電源の確保や、携帯型の音楽プレイヤーとスマホを一緒に充電したい時など、コンセントが多数必要な場面に活躍します。

100均セリア・キャンドゥの延長コードの取り扱いは?

セリア:残念ながら延長コードの取り扱いはなし

100均セリアの延長コードですが、残念ながらセリアでは延長コードの取り扱いがありません。以前は多くの種類の延長コードを取扱っていましたが、2015年セリアが輸入していた延長コードで発火事件が起こり、リコール(回収)が行われたため、それ以来延長コードの取り扱いから撤退しています。

100均セリアの延長コードの販売撤退の原因について、延長コードの製造上の不具合により電源コード部分が破損、スパークして周囲まで焼損してしまったという事故が原因のようです。大事には至らなかったとはいえ、とても怖い事故ですね。私たちの周りでも起きうる事故なので、使用方法は十分気をつけましょう。

キャンドゥ:残念ながら延長コードの取り扱いはなし

【100均の延長コード】ダイソーのおすすめ4種類やセリア・キャンドゥの取扱を調査
(画像=『BELCY』より引用)

100均キャンドゥの延長コードですが、こちらも実は延長コードの取り扱いをしていません。以前は1mや1.5mの延長コードを販売していたのですが、数年前から「延長コードの取扱はありません」と公表しています。セリアのような安全面の問題ではなく、デフレの影響で物価が上がってしまったことが影響しているようです。

なんと3大100均ダイソー、セリア、キャンドゥうち、セリア、キャンドゥの2店舗は延長コードの取り扱いをしていませんでした。唯一取り扱っている100均ダイソーでも、100円とは限らず200円や300円といった商品ラインナップでしたね。

100均の延長コードを使う時の注意点

【注意点その1】コードを束ねて使用してはいけません

100均の延長コードだけでなく、全ての延長コードで当てはまることですが、消費電力が大きいものを使用する時や、大きな電流が流れるような場合は、発火の恐れがあるので束ねて使用しするのはとても危険です。

電気が流れるとコードは熱を持ちます。まっすぐな状態だと放熱して問題ありませんが、束ねて使用した場合、束ねた部分の熱が放出されにくくなり、発熱の危険性やコードの劣化の可能性があります。延長コードを使用する時は、使う場所に合わせて適切な長さのものを使用しましょう。

【注意点その2】電気の使用電力量は1500Wまでです

【100均の延長コード】ダイソーのおすすめ4種類やセリア・キャンドゥの取扱を調査
(画像=『BELCY』より引用)

100均の延長コードに限ったことではありませんが、定格電流15Aで合計使用量が1500Wを越えるように使ってはいけません。定格電力以上の電力で使用した場合、延長コードの被覆が溶け出してしまいショートする可能性が高まります。

「もし電気を使いすぎても、ブレーカーが落ちるから大丈夫でしょ」なんて思っていると大間違いです! 一般的な家庭のブレーカーは20Aが多く、延長コードとコンセントの2つを同時に使用した場合、ブレーカーが落ちなくても1500W以上を使い続けることができてしまうんです。

特に注意したいのが、急激に消費電力が上がる電気機器類です。ヒーター、エアコン、コタツ、電気カーペット、電子レンジ、食器洗い機、ホットプレート、ドライヤー、ポット、電磁調理器、アイロンなど、これらを同時に使用した場合にブレーカーが落ちることも少なくありません。使用電気量を守って正しく使いましょう。

【注意点その3】延長コードの延長は危険です

これも100均の延長コードだけとは限りませんが、延長コードを複数接続すると、接続箇所の抵抗の値が複数分の大きな値になります。それに伴い延長コードの動作範囲以下に電圧が降下してしまい、使用電流が増加する特性のある電化製品だと更に電流が増加して、接続部が過熱焼損する可能性が高くなってしまうからです。

また、延長コードのプラグ部分の接触が悪い場合にも、そこが焼損しショートする可能性があります。延長コードは延長せず、安全安心の面から考えても、使用箇所に必要な十分な長さの延長コードを購入することをおすすめします。

【注意点その4】トラッキング火災防止にコンセントカバーを付けましょう

100均の延長コードには、安全のためにトラッキング火災防止の絶縁カバーが付いています。しかし、それだけでは安全性が信用できるかというとそうではありませ。プラグにホコリが溜まるのを未然に防ぐ為に、コンセントカバーをつけるのもおすすめです。

しかし、絶縁カバーが付いているからとプラグ部分のホコリ掃除を怠ってしまっては、火災の原因は防げません。そもそもプラグ部分にホコリが溜まらないようにするために、あらかじめコンセントカバーで予防してしまいましょう。発火防止の効果はもちろん、赤ちゃんやペットのコンセントいたずら防止にも役立ちます。

【注意点その5】延長コードのプラグは引っ張って抜いてはいけません

100均の延長コードに限らず、コンセントを抜く時にコードを引っ張って抜いてはいけません。無理に引っ張ってしまうとプラグの接続部が切れた壊れたり、またコードの芯線が切れたりして、通電しなくなりショートを起こす原因となります。コンセントを抜くときは必ずプラグ部分をもって抜くようにしましょう。

他にもこんな使い方は危険です

扉やドアにはさんだり、家具など重いものの下敷きになっている

過度なタコ足配線の使用

プラグ部分がグラグラしていたり、曲がったり、こわれた電源プラグを使用している

水に濡れている状態の手で電源を差し込んだりする

電化製品の電源がONのままコンセントを差し込んでしまう

100均の延長コードを使うときの注意点は、上で説明したもの以外にもまだあります。とても便利な延長コードですから、使用方法や注意点をしっかり守って使用しましょう。