そうすると、気になるのが「緊急生放送!」という看板に偽りはなかったのか?ということだ。トヨタほどの大企業が、記者会見で完全なアドリブをするとは、普通の感覚では考えられない。しかし、事前収録でのオフレコ部分であれば「これをそのまま公開するかどうか」の判断をする時間がある。

 事実を重んじるマスコミのジャーナリストであれば、ここは追及する価値があるのかもしれない。しかし視聴者の反応を見る限り「生放送であろうとなかろうと、大したことじゃないのでは?」と冷ややかな反応を受けることが予想される。