第4話では、かつて架川の恩人であった、警視庁生活安全部の参事官・黒石元警視正(井上肇)が自宅で自殺。黒石が架川に遺した手紙には「あれは罠だ 私ははめられた 君も気をつけろ」と書かれており、罠にはめた人物について探り始める。

 やがて、背後に暴力団「鷲見組」が絡んでいることに気づいた架川と蓮見は、「鷲見組」の敵対組織「一途会」の最高顧問・手嶌春(浅野ゆう子)に接触。春が示した糸口から、衝撃の新事実が浮かび上がる。

 同作は、初回からプロレスのリング上で架川が犯人を取り押さえると、レフェリーがすかさず「ワン・ツー・スリー」とカウントをとったり、番組オリジナルキャラクター“ちぇりポくん”のぬいぐるみを手にした架川が、「こいつ、俺に何か訴えかけている!」と大袈裟に驚くなど、ギャグシーンが頻出。ネット上では「面白い」「サブくてシラける」と賛否を呼んでいた。

「『笑いが古い』とも指摘されていた同ドラマですが、第3話で明らかにギャグシーンが激減。第4話では、初回から定番となっていた架川の“後ろ歩き”のシーンも消滅し、ほとんどギャグシーンがなくなっていました。視聴者の反応を見てテコ入れされた可能性もあり、ネット上では『ギャグ好きだったのに、ほとんどなくなってて悲しい』と惜しむ声がある一方で、『鬱陶しい小ネタがほぼなくなって、ストーリーに集中できる』『シリアスさが増して、断然面白い』と好意的な声も目立ちます」(テレビ誌記者)

 とはいえ、第4話でも歌手・尾藤イサオの顔写真がプリントされた「イサオの微糖」なる缶コーヒーが登場したり、蓮見と水木が上白石のアーティスト名である「adieu(アデュー)」を別れのあいさつとして使うなど、小ネタは相変わらず存在した。