保険はいろいろ種類がありすぎて、何をどう選べばいいのか、なかなか自分ひとりでは決められません。保険に入ろう、見直そうと考えたとき、やはり専門家に相談することになるでしょう。中でも保険代理店に相談する場合、良い代理店かどうかを見分けるには、何をチェックすればいいのでしょうか。

そもそも保険料はどのくらいがベスト?平均は?

(写真=eamesBot/Shutterstock.com)

保険について考えてみるとき、まず気になるのは「皆は保険にいくらくらいかけているのか」という点ですよね。

女性の年間払込保険料は平均17万4,000円となっており、年間払込保険料24万円未満の人が、全体の70%以上を占めています(生命保険文化センター発表「平成28年度生活保障に関する調査」)。

全体像はこのようになっています。

  • 12万円未満……40.8%
  • 12万円~24万円未満……31.8%
  • 24万円~36万円未満……13.5%
  • 36万円~48万円未満……3.7%
  • 48万円~60万円未満……1.8%
  • 60万円以上……3.0%
  • 不明……5.4% 世帯主年齢別の平均を見ると、アラフォー世代や40代は、年間30万円~40万円前後の保険料を払っていることが分かります(生命保険文化センター発表「平成27年度生命保険に関する全国実態調査」)。
  • 35歳以上39歳以下……32万9,000円
  • 40歳以上44歳以下……41万円
  • 45歳以上49歳以下……44万2,000円 上記は、あくまでも世帯単位でのデータですので、単身世帯か、子どもがいるかなどでも違うでしょう。ちなみに、ピークは50歳以上54歳以下の49万8,000円で、それ以降は下がっていきます。

    年収のうち保険料に充てる割合は約7%

    年間の収入のうち、保険料はどれくらいが適当なのでしょうか。同じ調査では、世帯年収における保険料が占める割合について、約7%という結果が出ています。

    平均値は大いに気になるポイントですが、保険にせよ投資にせよ、年間支払金額は自分の年収を考慮しつつ無理のない範囲で設定することが大切です。

    どこで相談する? 保険代理店に行くという方法

(写真=David Prado Perucha/Shutterstock.com)

最近は、インターネット見積もりに対応している保険会社が増えてきています。インターネット見積もりでは、必要事項を入力するだけで保障内容や保険料をシミュレーションできます。

しかしプランナーが介在しないため、加入している保険の内容を精査したり、よりニーズに合った商品を見つけたりすることが難しい場合があります。

損保代理店の中には生命保険を扱っているところもある

損害保険を扱う保険会社の中には、生命保険を扱っているところもあります。車の保険でお世話になっている代理店が、実は生命保険も販売しているというケースは珍しくありません。自動車保険や火災保険を任せている代理店がある場合は、そちらに相談してもいいでしょう。

最近は大型ショッピングセンター内に店舗を構える保険代理店もありますので、そういった店舗に出向いてみるのもおすすめです。

保険代理店に行くときは保険証券を持参

保険の見直しをするため保険代理店に行くときは、保険証券を持参することをおすすめします。保険の見直しをするためには、現契約の内容についての確認が欠かせませんし、保険証券には保障内容や保険料など、必要な情報がすべて記載されているからです。