そういった不憫な状況が広く知られているだけに、今回ののんの受賞は、ネット上でも盛り上がっている模様。授賞式は当日の午後9時より日本テレビ系で放送されるが、「民放のテレビ番組でのんを見るのは、いつぶりだろう」「のんの部分をカットしないで、ちゃんと流してほしい」という声や、「のんさんが最優秀主演女優賞を取ったら激アツ。表舞台への完全復活!」「最優秀主演女優賞を取ったら、さすがにテレビドラマにも復活するでしょ」と期待を寄せるファンが相次いでいる。
受賞後の復活といえば、元SMAPの草なぎ剛が思い出される。彼はジャニーズ事務所退所後、民放の連続ドラマに出られない時期が長く続いたが、放送中の連続ドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)で復活。民放ドラマへの出演は、SMAP解散直後に主演した17年1月期『嘘の戦争』(同)以来、実に6年ぶりとなる。
17年にジャニーズ事務所を退所した草なぎだが、民放で復活を遂げられたのは、主演映画『ミッドナイトスワン』(20年)が高く評価され、21年の『第44回日本アカデミー賞』で最優秀主演男優賞を獲得したことが大きく作用したとうわさされている。ゆえに、のんのファンが、草なぎと同じような復活劇を期待するのも当然といえそうだ。
昨年は3本の主演映画が公開された一方で、テレビの連続ドラマは13年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』が最後というのん。この異常にも思える状況は、3月の授賞式を堺に一変するだろうか。
のんは「草なぎ剛ルート」に乗れるか…『日本アカデミー賞』で民放解禁?のんは「草なぎ剛ルート」に乗れるか…『日本アカデミー賞』で民放解禁?