『日本アカデミー賞』においては、のんが声優として主演した長編アニメーション映画『この世界の片隅に』(16年)が、17年に最優秀アニメーション作品賞を受賞。一方、俳優に送られる賞となると、能年玲奈名義で主演した映画『ホットロード』(14年)で15年に新人俳優賞を受賞して以来、実に8年ぶりの登壇となる。
能年玲奈からのんに改名して以来、初の俳優としての『日本アカデミー賞』受賞となるため、「頑張ってきて良かった」という本人の言葉をファンも重く受け止めているようで、Twitterには多くの祝福メッセージが寄せられている。
のんといえば、15年に当時所属していたレプロエンタテインメントとの間で独立をめぐるトラブルが勃発。同事務所から本名でもある“能年玲奈”の使用にNGが出されたため、16年に“のん”への改名を余儀なくされた。
独立当初はメディア露出が激減し、ネット上では“レプロによる圧力”が疑われていたが、近年はCMや映画、舞台などで精力的に活動。しかし、テレビ出演となると、昨年は『へんテナ』(NHK Eテレ)をはじめとするNHKの番組やCS放送、トーク番組『サバンナ高橋の、サウナの神さま』(TOKYO MX)にゲスト出演したくらいで、民放からは“干されている”状況が続いているのだ。