爽やかな花の香りに癒されるネロリ精油と相性の良い精油のおすすめを紹介します。ネロリは原材料となる希少な花から蒸留した貴重な精油です。素敵な香りだけでなく精油がもたらす有効作用も期待できますよ。心も体も癒されるネロリを活かして生活を華やかに彩りましょう♪

爽やかな香りのネロリ精油

ネロリ精油&相性の良い精油11選!効果を知って心も体も癒される
(画像=『Lovely』より引用)

ネロリ精油は柑橘系の爽やかなフローラルの香りを楽しめます。今回は、ネロリ精油のおすすめと、爽やかなネロリ精油と相性ピッタリの精油のおすすめをランキングで紹介します♡

ネロリ精油だけを楽しむのは第一段階!その日の気分に合わせて香りにバリエーションを持たせるのなら相性の良い精油とブレンドするのもおすすめです。好みの香りを調合すれば世界で一つだけのお気に入りを楽しむことができます。

また、ネロリ精油が発揮する効果についても紹介するので覚えておきましょう。心地よい香りに包まれることで、心をリラックスさせて体の調子を整えてくれる効果が期待できますよ!

ネロリ精油とは

ネロリ精油&相性の良い精油11選!効果を知って心も体も癒される
(画像=『Lovely』より引用)

ネロリの由来は、イタリアのネロラ王国公妃アンナ・マリアのあだ名「ラ・ネロラ」に由来しているといわれます。彼女はネロリ精油を好み、香水やバスフレグランスとして楽しんでいたそうですよ。

ネロリ精油の香りの特徴や効能、使い方といった基本事項を確認しましょう。

ネロリ精油の香りの特徴

ネロリは原材料となるビターオレンジの花を水蒸気蒸留法で抽出した精油を指します。同じ花でも溶剤抽出法で抽出すると、ネロリアブソリュートやオレンジフラワーアブソリュートと呼ばれる精油になります。

ビターオレンジはミカン科ミカン属の常緑樹。学名は「Citrus aurantium」で和名では「橙(だいだい)」です。お正月に鏡餅の上に鎮座する柑橘ですね。酸味が強いためヨーロッパではサワーオレンジと呼ばれることもあるそうです。

1kgの花から1gしか生成できない貴重な精油です。ローズやジャスミンなど、わずかな一滴でも高価な希少な精油のひとつに挙げられます。

ネロリ精油の期待できる効果

ネロリ精油には、香りを楽しむことで心に強く働きかけリラックスさせる効果があるといわれています。

ストレスや不安を和らげて心を安定させてくれるでしょう。興奮を鎮める効果があるので、不眠症や動悸といった症状を改善させる効果も期待できます。また、神経や精神面を整えるおかげで、頭痛や胃腸炎といった悩みの解決にも役立ちます。

含まれる主要成分によって期待できる効果を詳しく説明します香りを楽しみながら体の調子を整えるために役立てましょう。女性特有の悩みにも効果絶大なので要チェックですよ。

【リナロール】
スズラン、ラベンダー、ベルガモットなどに含まれる芳香成分で、抗菌作用や鎮静作用が期待できます。

【ネロール】
レモングラスやホップから抽出されるモノテルペンの一種で、バラにも含まれる甘い香りが特徴です。皮膚弾力を回復する効果が期待できて乾燥肌や年齢肌といったトラブルに活用できます。

【シトロネラール】
ユーカリやレモンといった精油に多く含まれる成分で、殺菌作用、鎮痛作用が期待できます。また、蚊が嫌がる成分ともいわれていて、虫除けスプレーとして活用することも可能です。

【酢酸リナリル、ネリルアセテート】
神経系の症状を緩和する鎮痛作用と鎮静作用が期待できるといわれています。

【ゲラニルアセテート】
フルーティーなシトラス系の香り成分で、抗炎症作用を持つといわれています。

【d-リモネン】
柑橘類の果皮に含まれる成分で、洗浄力が強く抗菌作用が期待できます。

【α-ピネン】
松脂やヒノキの香り成分と同じで、リラックスや食欲増進に効果的だといわれています。

【α-テルピネン】
レモンの香り成分で抗酸化作用があるといわれています。

【β-ピネン、γ-テルピネン】
ローズマリーやレモン、森林の香り成分に含まれ、抗菌作用と抗炎症作用が期待できます。

ネロリ精油の使い方

ネロリ精油は柑橘系の精油に分類され、甘さと苦みを感じるフローラルの香りが楽しめます。柑橘類の果皮から抽出されて精油よりも柔らかい香りが特徴です。肌への刺激も少ないことから、肌タイプを問わず使用できる精油に分類されています。

おすすめのネロリ精油をチェックする前に、効果を最大限に活かす使い方を覚えておきましょう。

●マグカップ吸入法
最も簡単にリラックス効果を体験できるのは吸入法でしょう。マグカップに熱いお湯を注いでネロリ精油(3滴程度)を落としてください。蒸気に顔を寄せてゆっくりと吸い込むことで、リラックス効果と共に鼻やのどの不調を改善する効果が期待できます。

●トリートメントオイル(ボディー用)
植物油(25ml)とネロリ精油(5滴程度)を混ぜたトリートメントオイルで疲れの溜まった体をマッサージしましょう。血行促進や筋肉の緊張の緩和に効果的で、精神的な落ち込みや肌のトラブルの改善に役立ちます。

●フローラルウォーター(ボディ・フェイス用)
化粧水として用いることで乾燥肌や年齢肌の悩み解消に役立ちます。植物性グリセリン(小さじ1/2)とネロリ精油(5滴程度)をよく混ぜてから精製水(100ml)にを注いでください。

●温湿布
タオルを濡らしてから軽く絞ってレンジで45秒。肌に直接精油が触れないようにタオルの内側に精油を2~3滴たらして折り畳み気になる部位に温湿布します。肩こりや頭痛、月経痛の症状を緩和する効果が期待できます。