◆当日はあいにくの雨

 訪れたのはあいにくの雨の日でした。なかなかに強く降る雨に、ふだんはお土産屋さんでにぎわっているはずの門前町も、開いているお店はわずか。

当日はあいにくの雨
「あいにくの雨に、にぎわっているはずのお土産屋さんも開いていない。人もまばら。目の前には急な石の階段がそびえています。あまりに寂しい感じだったのですが、逆にこのまま帰るのが悔しくなって『登ってやる』と急にメラメラ燃え始めてしまったのです」

 近くのお土産屋さんで、無料で杖を借してくれるため、杖を借りて階段を登ることにしました。雨なので、左手に傘、右手に杖を持って、急な石段を登り始めました。100段目あたりですでに息が上がっていましたが、あまりに中途半端でやめられないと相原さん。