セルフ頭蓋骨ほぐしのやり方
- やり方
- 深呼吸をしながら、頭蓋骨も呼吸に連動して縫合部分が僅かに閉じたり僅かに緩むようなイメージを持っておく
- まずは手のひらで耳を包み、呼吸に合わせて内回し・外回しを各5回行う
- 耳の上の側頭骨に手を当て(両手で頭を挟む感じ)手根(手のひらの付け根)で側頭骨から頭皮を剥がすように呼吸に合わせて内回し・外回しを各5回行う
- こめかみに手を当てて(側頭骨上部)、呼吸に合わせて内回し・外回しを各5回行う
- 両手を組んで頭頂に当てたら(頭頂骨)息を吐きながら軽く頭頂に向かって頭蓋骨を寄せ、息を吸う時に手の力を抜いて緩めてあげることを呼吸に合わせて5回行う
- 両手を組んで後頭部(後頭骨)に当てたら、頭頂方向に向かって、息を吐く時に軽く持ち上げ、息を吸う時に手の力を抜く、を5回行う
- 手根を頬骨に当て、息を吐くときに頭頂方向に軽く持ち上げ、息を吸う時にての力を抜く、を5回行う
- 耳の中に親指を入れて息を吐く時に顔方向に耳の中を親指で押し、息を吸う時に親指の力を緩める、を呼吸に合わせて5回行う(蝶形骨のケア)
- 耳の中に入れた親指を今度は息を吐きながら頭頂方向に引き上げ、息を吸う時に親指の力を緩める、を呼吸に合わせて5回行う
①〜⑨を行っても全部で3〜5分程度です。
それでも普段、頭蓋骨を意識したことがない人にとっては、頭が軽くなった、目がスッキリした、顔が明るくなった、などポジティブな変化が感じられるはずです。
セルフ頭蓋骨ケアは優しい力で短い時間で終わらせるのがコツ
頭蓋骨ケアは足のマッサージなどと比べて、あまり力を入れる必要がないので疲れないというのも嬉しい点。
首や肩、脚のマッサージはそれなりに力が入るので、やっぱり他人にやってもらったほうが気持ちいいと思う人が多いですが、頭蓋骨ケアはそれほど力を必要としません。
むしろ頭蓋骨が呼吸で優しく僅かに開閉しているのをイメージすることの方が大切で、それをほんの少し補う程度で良いのです。
押したり揉んだり、叩いたりは必要ありません。
むしろ脳脊髄液は激しく動かすとクラクラしたり気持ちが悪くなったりします。
頭蓋骨ケアもどんなに長くても10分以内にとどめた方がスッキリ、さっぱりといったポジティブな状態で終えられます。
逆に欲張って、長くマッサージをすると気持ちが悪くなることもあるので注意が必要です。
まとめ
ヨガをしている人はみんな大切にしている「呼吸」ですが、頭蓋骨の呼吸に合わせた動きをサポートしてあげるだけで、歪みやコリが取れ、全身良い影響を与えてくれます。
ストレスの解消だけでなく、顔の歪みをとる、小顔になれる、顎関節症を和らげる、シミやたるみを取り除く、集中力を高める、自律神経系やホルモンバランスを整える、など嬉しい効果がたくさんあります。
ぜひ頭蓋骨のセルフケアを習慣化させてくださいね。
提供・yoganess
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