「タトゥー入浴拒否を巡る激論バトル!!」というサブタイトルの第2話では、柊木が公衆銭湯で起きた事件を実務演習の課題として提示。

 それは、“右腕にタトゥーを入れた男性・Xが銭湯を訪れ、店主が入店を拒否。それでも入る素振りを見せたXに対し、店主が入店を防ぐために両肩を押したところ、Xは転倒し、右腕を捻挫。全治2カ月のケガを負ったXは、治療費と慰謝料で計1000万円を請求したいと言っている”というケースで、柊木は生徒に「みんなで話し合って、一つの結論を出してね」と投げかける。

 当初は、「タトゥーを入れてる人って、こっち系かもしれないし、怖いし」とタトゥーへの偏見を口にする学生が多かったが、その後、話し合う中で「ニコちゃんマークのタトゥーだったら、私は怖くない」「タトゥーは怖いから入浴禁止っていう理由がおかしくない?」という意見が浮上。

 結局、生徒たちは「計40万円程度の請求額が妥当」ということに加え、「ただし、銭湯側や行政に対し、タトゥーのある人が銭湯に入浴が可能となるような提案書を提出する」「個人の尊厳を尊重し合う」という結論を出し、これを聞いた柊木は満足気な表情を浮かべる……という展開だった。