「仕事ができる人は朝型」という言葉を聞いたことがあるでしょう。しかし、それは本当なのでしょうか?
起きて2~3時間は脳が整理され集中しやすい
一般的に、朝型の方が効率よく仕事をすることができ、成果も出やすいと言われています。脳が活発な時間帯は、起きて2~3時間という研究結果もあり、朝は仕事が効率的に進みやすい時間帯でしょう。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズやドナルド・トランプ元米大統領など、朝の時間を有効活用している成功者も多くいます。
朝型で成功してきた人は、規則正しい睡眠サイクルを保てること、時間と精神的な余裕を持てることといった、朝型のメリットを生かして生産性を高めているのが特徴です。
「朝型は仕事ができる」はウソ!?成功に朝型・夜型は関係ない
しかし、安易に「朝型=仕事ができる」と結びつけることはできません。なぜなら、朝型か夜型かは実は遺伝的に決まっており、夜に仕事がはかどる夜型の人もいるからです。
進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンやウィンストン・チャーチル元英首相が、夜型の成功者として知られています。
朝型か夜型かは、もちろん年齢や性別、家族の生活リズムなどの環境的要因にも影響を受けますが、遺伝で決まる割合がおよそ50%も占めているのだとか。
普段から夜型の人が急に朝型にシフトすると、時差ボケのような状態となり脳がうまく働かず効率が悪くなることもあります。
朝型で成功している人は、自分が朝にパフォーマンスを最大化できると理解している人ということ。自分にとって仕事がはかどる時間帯を把握し、その時間帯に仕事をすることが大切です。
とくに集中しやすい時間帯に負荷のかかる仕事をするなどといったタスク管理も、仕事の効率化には欠かせません。