【ハッカ油】使用上注意すべき7つのこと!

ハッカ油の11の使い方&注意すべき7つのこと|作り方や料理レシピも!
(画像= unsplash.com/photos/VO5w2Ida70s、『Lovely』より引用)

ハッカ油はとても濃縮された液体です。正しい使い方を守らなければ体に害を及ぼす可能性も考えられます。

ここからはハッカ油を使用するときに欠かせない重要な注意点を7つ説明します。安全にハッカ油を使用するために必ず確認して理解しておきましょう。

①水・エタノールで薄める必要がある!

天然成分100%のハッカ油を原液のまま使用することは危険です。ハッカに含まれるメントール成分は、濃度が37.6%以上あると肌荒れを起こす可能性があるといわれています。

肌に直接つけると刺激によって痛みを伴う可能性があります。環境に吹きかけることで、目や目の粘膜周辺に付着して刺激を伴う恐れがあります。

素材によっては変色する恐れもあるので、家具や布製品への付着にも注意が必要です。ハッカ油を使用するときは水や無水エタノールで希釈して使用するようにしてくださいね。

基本的なハッカ油スプレーの作り方はこの記事の中で後ほど説明しています。

②敏感肌の方は要注意!パッチテストをしよう

敏感肌のかたや子供の場合、水や無水エタノールで希釈していても肌荒れの症状を起こす危険性があります。ハッカ油を使用する前にはパッチテストを実施して影響が出ないことを確認しましょう。

二の腕の内側など、皮膚の柔らかい部分に希釈したハッカ油を付着させます。1日置いて痒みや赤みなどの異常が出ないことを確認してください。

③飲食には食品添加物のハッカ油を使用すること

ハッカ油には飲食に適さない商品もあります。飲食に使用する場合は、ハッカ油の外箱などに「飲食可」や「食品添加物」と明記されていることを確認してください。

ハッカ油はドリンクに1滴たらすだけで、消化不良や頭痛、めまいを治療する漢方としての効能が期待できます。スッキリとした爽快感は胃もたれや食欲不振にも効能を発揮するといわれています。

飲食する際にもハッカ油を使いたい場合は、飲食可能なハッカ油を購入して試してくださいね。

④ペット(特に猫)には有害に…!

ペットに対して原液のハッカ油を使用することは危険です。下痢や嘔吐など中毒症状を発症させる可能性が高く、有害といわれています。

きちんと希釈されていれば、犬のダニ除けスプレーとして活用することも可能です。ただし、猫にとっては受け入れることのできない危険物質なので絶対に避けてあげてくださいね。

猫にとって、ハッカ油だけでなく植物から抽出した精油全般が危険物質です。体内で分解することができず、毒に変わってしまいます。肝機能に障害を引き起こす恐れがあるので、猫の前では決して使用しないでください。

⑤熱中症注意!清涼感はあるが熱をとる効能はなし

ハッカ油に含まれるメントール成分が涼しさを感じさせてくれます。清涼感があるので寒く感じるかもしれませんが、実際に体から熱を奪うといった効能はないので注意してください。

涼しく感じていても体内に熱をため込んで放出できない状態に陥っている可能性があります。

熱さが厳しい環境に長時間いると熱中症になる危険があります。適度な水分補給やエアコンの使用を心がけて熱中症対策を怠らないようにしましょう。

⑥ポリスチレン(PS)は溶けてしまう…!

ハッカ油に含まれるリモネンという成分は、ポリスチレン(PS)を溶かしてしまいます。

そのため、ポリスチレン(PS)の容器にハッカ油を入れると、容器自体がボロボロになったり、ハッカの香りがしなくなったりと異常をきたしてしまいます。

ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ガラスといった素材であれば溶ける心配はありません。容器を選ぶ際には材質を必ず確認してから使用しましょう。

⑦ハッカにはアレルギーもある!

ハッカ油を使用した際に肌荒れだけでなく、痒みや倦怠感を感じるようならアレルギーの可能性が考えられます。

症状が軽ければ発疹程度で済みますが、繰り返し発作を起こすと重症化して呼吸困難や失神などアナフィラキシーショックを発症させる恐れがあります。

体に異常を感じた際には直ちに使用を中止して、その後の使用も控えるようにしましょう。