いや、『いいとも』だけではないかもしれない。出演者にはゴリエ(ガレッジセール・ゴリ)がおり、サイコロではなくルーレットを使ってトークをするライオン一社提供のコーナーがある。先週は『アウト×デラックス』(同前)の出演者がロケをするVTRを、マツコ・デラックスと一緒に見る時間があったりした。
視聴率なり人気なりが下降線をたどって打ち切られるバラエティ番組は、最終回が物悲しいとはよく言われるところだ。『ぽかぽか』はそんな最終回を迎えたフジテレビのバラエティの、再生工場のような側面もあるのかもしれない。
――と、第1週を見たときにはそう思ったけれど、さて、これからどんな番組になるのだろう。繰り返しのなかで“おもしろ”は育つ。お笑いビオトープのなかで『ぽかぽか』はどういう位置を占めることになるのか、あるいは『ぽかぽか』が生態系にどういう影響を及ぼすのか。視聴者としてしばらく楽しみにしたいし、そういう楽しみになる番組がこの枠で始まったことが嬉しかったりもする。