「『半沢直樹』のイメージが強すぎていることもあり、堺さんは出演する作品がどうしても限られてしまう。そのせいもあってか、これだけ有名で人気のある俳優なのに、大ヒットした主演映画もあまりないんですよね。それも結局、テレビドラマを重視する田辺エージェンシーの方針ということだったのでしょう。独立後は、テレビドラマよりも映画やNetflixなどの配信ドラマにも積極的に出演していくことになると思います」(映画関係者)

 早稲田大学演劇研究会を母体として発足した劇団「東京オレンジ」で本格的なキャリアをスタートさせた堺。今後は、演劇の世界で積極的に活動したいと願っているという。

「小劇団での仕事なら、芸能界の影響力なんて関係ない。もし俳優の所属事務所が”圧力”をかけてくるなんてことがあったとしても、なんの問題もなく活動できます。もちろん、今さらそんなこともないでしょうし。いずれにしても今回の独立で、堺雅人さんのキャリアに傷がつくなんてことは考えにくいです」(同)

 どうやら盤石の状態で自由に活動する状況を手に入れたと思われる堺雅人。今まで以上の大物俳優となっていくかもしれない。