「熬る」以外の使い方は?

「熬」の音読みは「ゴウ」です。

製塩技術に「煎熬(せんごう)」という用語があります。

また、四文字熟語には「焦熬投石(しょうごうとうせき)」という言葉もあります。

「焦熬」は焦がして熬ること、「投石」はそのままの意味です。焦がしたものは壊れやすいため、「ひどく壊れやすいこと」をたとえています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

最後はこの漢字!「素見」

「素見」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(そけん)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「素見」読み方のヒントは?

これは「人間のとある行動」についての言葉です。
素は、他に手を加えていないそのままの状態を意味しますが、では素で見るとはどういうことでしょう?

「素見」読み方のもうひとつのヒントは?

素で見るということを突き詰めると・・・、つまり「見るだけ」という意味になります。
お店にくる買いもしないで見るだけのお客さんのことを、なんというでしょうか?

「素見」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「ひやかし」
です!

買うつもりもないのに商品を見て回ることを言います。
もともとは吉原の遊郭で、遊びもしないのに遊女を見て回るだけお客のことをこう呼んだそうです。
当時は吉原近くの隅田川付近で働く職人が多かったそうで、仕事に使う材料を水につけて冷やしている間に、暇つぶしで遊郭をウロウロしていたのだとか。

また、ちょっと人のことを面白がって意地悪のためにからかったりするという意味もありますね。
付き合い始めたばかりの若いふたりに、熱いね!ヒューヒュー!などと言ってひやかす・・・といって、今の若い人に意味が通じるのか心配になりました。