埼玉県越谷市レイクタウンにある「Fly Station(以下、フライステーション)」は、人工的につくった風の力を利用して楽しむインドア・スカイダイビング施設です。下から吹き上がる風に乗って、無重力空間をフワフワと浮遊!インストラクターがしっかりサポートするので、子どもからお年寄りまで、誰でも安全に楽しめるのも魅力です。今回は初めての遊び方から、上手に浮遊するコツ、遊んだ後のお楽しみスポットまで、フライステーションを遊び尽くすための情報をレポートします。

Fly Station(フライステーション)とは?

日本初の屋内スカイダイビング「Fly Station(フライステーション)」に行ってきた!
(画像=『あそびのノート』より引用)

JR武蔵野線「越谷レイクタウン」駅南口から徒歩約12分の場所にあるフライステーション。2017年4月に、日本初の屋内スカイダイビング施設として誕生しました。

対象年齢は4歳から高齢の方までと幅広いため、友達同士・カップル・家族などのグループで訪れても楽しい施設。80代の方が体験に訪れることもあるそうです!

日本初の屋内スカイダイビング「Fly Station(フライステーション)」に行ってきた!
(画像=『あそびのノート』より引用)

館内には、1階から2階までつながった高さ19.8mある筒状の「ウインドトンネル」が設置されています。左右のシリンダーに2機ずつ搭載されたモーターでつくられた風が下から吹き上がることで、体が宙に舞う浮遊感を楽しめます。風の強さはなんと最高時速360km!新幹線よりも速い風をその身に浴びられる、すごい施設なんです。

風の強弱は、飛ぶ人のスキルや体格に合わせてコンピューターで細かくコントロール。初心者にいきなり時速360kmの風が吹き上がることはありません。万が一停電などが起きても、エンジン部のモーターは急停止しない仕組みになっているので、安全性もバッチリです。

ドキドキの室内スカイダイビングに挑戦!

スカイダイビングもバンジージャンプも避けてきた人生でしたが、「これなら安全に楽しめそう!」ということで、いざトライ。受付で手続きを済ませ、フライト講習を経て、いよいよ本番です。

日本初の屋内スカイダイビング「Fly Station(フライステーション)」に行ってきた!
(画像=『あそびのノート』より引用)

中に入った瞬間、風の強さに驚くも、一気に気持ちが高揚してきました。フライト講習では、基本の「ベリー」という姿勢を教えてくれたのですが、姿勢の維持がうまくできず、ジリジリと後ろに下がってしまいました。

しかも風が下から顔に当たるので、口呼吸していいのか、鼻呼吸が適切なのかわからず「最初に聞いておけばよかった!」と大後悔。のちに聞いたところ、「地上と同じで大丈夫」と教えてくれました。

そもそも顔に風がたくさん当たるのは、下を向いている証拠。基本姿勢ができていないから起こるのだそうです。もし風が気になるなら、受付で口元をガードできる「ネックゲイター」が販売されているので、そちらを着用すると安心です。

とはいえ、どんな体勢になってもインストラクターが体の位置を直してくれるので、安心感がありました。1フライトは1分ほどなのですが、1フライトが終わると、もうグッタリ。腕がさっそく筋肉痛になりました。

本来は姿勢を維持するための筋肉以外使わなくても風に乗れるそうなので、よほど緊張していたようです。

・インストラクターと一緒に上まで行けちゃう「タクシーフライ」

日本初の屋内スカイダイビング「Fly Station(フライステーション)」に行ってきた!
(画像=『あそびのノート』より引用)

次はオプションの「タクシーフライト」に挑戦!タクシーフライとは、インストラクターが8〜10mの高さまで一緒に連れて行ってくれるプログラムです。

基本の姿勢をキープするように頑張るだけで、これまでとは違う世界と出会えるうれしいメニュー。吹き抜けの2階部分まで上がると窓から外が見えて、「私、今飛んでいる!」と思わず感動してしまいました。

かなり高くまで上がるので相当恐いのかと思いきや、目まぐるしく動くので高さに対する恐怖はほぼ生まれません。感じたのは、純粋な興奮や楽しさだけ!

ダイナミックに浮遊する爽快感は、日常ではなかなか味わえない貴重な体験。タクシーフライは、かなり満足感の高いメニューでした。

・インストラクターの動きがすごい!

日本初の屋内スカイダイビング「Fly Station(フライステーション)」に行ってきた!
(画像=『あそびのノート』より引用)

この日はインストラクターと一緒だったので、自由に動き回るパフォーマンスを見せてくれました。初心者には到底真似できない動きで、「一体どのように動いているんだ…」と、ただただ圧倒されました。

ただしこれらの動きは、十分に経験を積んでいるからできること。真似すると危ないので、初心者は講習時に教えてもらうベリーのポジション以外はしないようにしましょう。

日本初の屋内スカイダイビング「Fly Station(フライステーション)」に行ってきた!
(画像=『あそびのノート』より引用)

宙に浮きながら座っている姿勢は「シットフライ」。空中に本当のイスがあるように見えるほど、自然で洗練された動きが見どころです。一瞬でしたが、見ているだけで大興奮しました。

日本初の屋内スカイダイビング「Fly Station(フライステーション)」に行ってきた!
(画像=『あそびのノート』より引用)

こちらは「ヘッドダウン」という姿勢。まるで落下しているように見えますが、意図的に下がっています。しかもそこそこの速度があり、瞬きをするともう別の場所で違う姿勢で飛んでいます。

日本初の屋内スカイダイビング「Fly Station(フライステーション)」に行ってきた!
(画像=『あそびのノート』より引用)

2階よりも高い場所で空中を歩くように浮遊する姿は必見!目に見えない階段があるみたいで、その姿は神出鬼没で現れるスーパーヒーローのようです。このような高度な動きを習得するには、何十時間もの練習が必要なのだとか。

初心者は1分間ウインドトンネルの中に入っているだけでヘトヘトになりますが、インストラクターの方々は1日で1時間以上飛ぶこともあるそうです。

無重力の世界にハマってしまったら、何度も練習しに通って技を習得するのも楽しそうですね!