益子町といえば、有名なのは伝統工芸品の益子焼である。地元の窯元を尋ねた2人は、ろくろを回して湯呑みを作ることにした。
お酒の飲み過ぎで、普段から手が震え気味の大悟。なのに、彼の作った湯呑みが上等な出来上がりだった。形も綺麗だ。でも、まだ終わらない。この湯呑みをポポの膝に押し付け、模様付けをしようと2人は思い立ったのだ。
「ポポ、怖くないよ」と言葉を掛けながら、湯呑みをポンとポポの膝に当てた大悟。その様子は、「師匠、仕上げをお願いします」と自らの作品を差し出す弟子みたいである。ポポはポポでおとなしく膝を湯呑みに当て、師匠の“足型”ならぬ“膝型”はちゃんと益子焼に残った。
一方、井ノ原はポポの脚を持って湯呑みに押し付けようとし、ポポにヤギキックを食らってしまっている。せっかく綺麗な形をしていたのに、ひしゃげる井ノ原の湯呑み。無茶しすぎだし、やはりポポは大悟に慣れているのだろう。ポポが嫌がらないよう、優しく膝から型を取った大悟は手練れだ。