リーマンショックどころではない、お父ちゃんショックを新年早々にもろに受け、お正月気分がすっかり吹き飛んでしまいました。浩太さんの作ったネジが使われた飛行機で舞ちゃんが空を飛ぶ、親子の夢が一緒に叶うラストシーンを予想していたのに。なんということでしょう。そして突然社長を失ったIWAKURAと、そこで働く従業員のみんな、どうなっちゃうんでしょう。舞ちゃんがこのまま無給で働くのは、IWAKURAのためにいいこととは思えない。めぐみさんが受け継いでも、無理してまた精神的に追い詰められそうな気もするし……。工場の設備がまだ新しいうちに売ってしまえと、経営としては正しいけれど感情では受け入れられない言葉で家族を傷つけ、自分も傷ついてしまっている悠人お兄ちゃん(横山裕)のことも心配。予告では舞ちゃんがお兄ちゃんに投資を頼むシーンがあったけれど、うまくいってみんながなんとか前に進めるといいなあ。
それにしても、遠距離恋愛中の柏木(目黒蓮)。めったに電話してこない彼女から電話があったら「何かあったのか?」と聞くだけでなく「どうしたんだろう」って考えることも必要だと思うんですよね。「岩倉と一緒にいると不思議と素直になれる」と告白したけど、気持ちを彼女に話せてうれしいという自分からの一方通行ばかりで、舞ちゃんの本当の気持ちを引きだして受け止める力が足りてない気がする。工場がたいへんだから手伝う、と打ち明けられて「勘が鈍らないように勉強もしとけよ」って、違う違うそうじゃない、今の舞ちゃんが欲しいのはそういう言葉じゃないんだよなあ。『紅白歌合戦』で一緒にステージに立てたからと浮かれている場合ではないぞ。お父ちゃんの死の前には見えなかったフラグだけど、舞ちゃんと柏木のふたりに関しては、お別れのフラグが100本くらい立っている、針山状態な気がしてしょうがないです。