「貯金は必要」だと考えていても、実際いくら貯金をしておけば安心して過ごせるのか? がわからないと思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、近い将来考えていることに対して必要になる金額を大まかにまとめてみました。

いくら貯金しておけば良い?

「お金は貯めておいた方がいい」「貯金は大事」と、いくら言われても、実際なにをするためにどのくらいお金が必要になるのかが想像できず、やる気がでない……なんて方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、近い将来考えていることを前提に、貯めておいて欲しい金額をまとめてみました。 必要な時に焦らずに済むように、ぜひ参考にしてみてくださいね。

転職を考えている人は「1~2ヵ月分の給料」を

まずは今の仕事に不満があり、ぼんやりではあっても転職を考えている人の場合です。転職活動にかかる時間とお金は人それぞれ違いますが、転職活動には企業を探すところから始まり、一次面接や二次面接…とそれぞれの段階があります。
今の仕事をやめて新しい職につくまでにはタイムラグがあることを頭に入れておきましょう。その間のつなぎとして、自分の給与の1~2ヵ月分の金額は貯金しておきたいところです。場所や条件によっては、引っ越しを検討する必要もあるかもしれません。

引っ越しの予定がある人は「3ヵ月分の家賃」があれば安心

次は引っ越しを考えている人の場合です。
引っ越しには敷金・礼金、仲介手数料、その他にも火災保険や鍵交換費用などがかかります。

敷金・礼金に関しては、ゼロの場合もあれば、1ヶ月分ずつなどという場合もあり、比較的幅は広め。仲介手数料はだいたい家賃×0.5~1ヵ月分が相場となっています。火災保険や鍵交換で数万円ずつかかることを覚えておきましょう。
また、入居日によっては前家賃が必要になる場合もあるため、3ヶ月分の家賃は確保しておいて間違いありません。
また、物件が決まった後も2年ごとの更新があるところが多いです。その際には更新料もかかってくるため、計画的に家賃分の貯金はしておいた方が良いでしょう。

病気やケガに備えて「100万円」の貯金を目標に

若いうちから、手厚い生命保険に加入する必要はありませんが、掛け捨ての医療保険は加入しておいて間違いないでしょう。一度に多くの医療費がかかってしまう場合には、公的制度には上限がかかっているため、ある程度の貯金をしておいた方が安心できます。
「私は大丈夫」と考えていても、いつ家族にケガや病気が発覚するかはわかりません。安心材料として、備えておくと良いでしょう。