【産後の生理再開】産後の生理再開は個人差が大きい!!

出産経験がある人に、産後のいつから生理が再開したのか質問してみると、母乳をあげている人でも、出産後半年ほど経ってから始まるという人もいます。

ただ、出産後の生理の再開というのは、とても個人差が大きいものです。

生まれた時からミルクオンリーの子育てをしている人でも、出産後、半年ほど生理が再開する人もいますし、母乳をあげている人でも、出産後、半年で生理が再開する人もいます。

かと思えば、出産後2年以上経っても生理がやって来ないという人もいます。

だから他の人が再開したのに、自分はまだだ、と思っても個人差が大きいのだからほとんどの場合には心配はありません。

出産後1年半以上経っても生理がやって来ない場合には、母乳を続けていたとしても、何か体調に問題がある可能性があります。

2人目を妊娠していないのに、出産後1年半経っても生理がやって来ない場合には、病院の産婦人科で診察をした方がいいでしょう。

産後の生理再開には兆候があるの?!

出産後1ヶ月の間は、悪露が続きます。悪露の最後の方は、生理の終わりかけのような状態がしばらく続くので、生理用のナプキンやおりものシートを使う人も多いことでしょう。

しかし、悪露が完全に終わると、しばらく生理が止まります。だから、生理の再開に備えて生理用品を用意しておくことを忘れてしまう人もいます。

そんな時に、突然生理が再開してしまうと困ってしまいます。産後の生理の再開には何か兆候というのはないのでしょうか。

妊娠前でも、生理の前の兆候に生理前症候群で何らかの体調の変化を感じた人が多いことかと思います。

産後に生理が再開するときも、同じような兆候が見られます。

産後に生理が再開するときに見られる兆候

具体的に産後に生理が再開する時の兆候としては次のような症状が見られます。

体の症状に出る兆候
・頭痛
・手足の冷え
・体のだるさ

精神面での症状に出る兆候
・急に悲しくなったる
・急にやる気がなくなる

食の変化に出る兆候
・妙に空腹感を感じる
・甘いものが食べたくなる

産後の体調不良と生理再開の兆候の見分けがつかないことも!

ただし、出産後の産後の肥立ちが悪い場合や、育児に追われて寝不足が続いていたり疲れていたりする時には、常にこのような症状に襲われている人もいます。

産後に特有の疲れの症状なのか、生理前症候群の兆候なのか見分けがつかないことも多いので、産後約1ヶ月の悪露が終わった後も、一応生理用品はすぐに出せるところに用意しておいた方がいいでしょう。

産後の生理再開の目安は離乳食?!

出産後に生理が止まる理由には、母乳をあげていることが大きな影響があるとお伝えしました。しかし、母乳をずっとあげているお母さんでも、産後半年くらいで生理が再開する人もいます。

母乳をあげていても生理が再開するというのは、一体どのような理由なのでしょうか。

注入を促すホルモンであるプロラクチンは、おっぱいをあげる量に比例して分泌量が決まってきます。そのために、離乳食が始まって、徐々におっぱいをあげる量が減ってくると、プロラクチンの分泌量も減ってきます。

昔と違い今は栄養状態もとても良いので、離乳食の量が増えて、おっぱいの量が減ってくると、完全に授乳が終わらないうちに生理が始まることもあります。

いつから生理が再開するのかというのは、個人差が大きいものですが、離乳食が始まったら1ヶ月経たなくても、いつ再開してもおかしくないと思って生理が再開してもいい用意を始めておきましょう。

産後の生理再開!量が変わった?量や周期は安定しない?!

出産後に生理が再開した時には、生理の量や期間が妊娠前とは変わるという人も多いものです。

量や期間が変わるのは、妊娠出産によって子宮の中の環境が大きく変わったり、ホルモンのバランスが大きく変わったことが原因と言われています。

生理の量が増えたり減ったり、期間が短くなったり長くなったり、生理と生理の間の生理周期が変わったりと、産後はしばらくの間生理不順の状態が続くことが多いものです。

産後に再開した生理がしばらく量や期間が安定しなくてもあまり気にしなくて大丈夫でしょう。

また、産後には、生理と生理の間に少量の排卵出血が起こることもあります。1ヶ月に何度も出血があると不安になりますが、排卵出血は2、3日で終わることが多いので、あまり心配しなくても大丈夫です。

ただし、出血があまり無理にも長く続く場合には不正出血の可能性があります。病院で診察をしてもらいましょう。

また、生理の色や量に何か変化を感じた時には、一度病院で診察をしてもらったほうがいいでしょう。