見知らぬ男性とホテルに向かうドキドキ感
「ジェネレーションギャップが怖いので若い人は避けようと思って30代を希望しました。ホームページの写真からでは顔があまりわからないので、ルックスへのこだわりは特にナシ。あ、でも私がわりと背が高いので、なるべく高身長がいいなとは思ってました」
お店の公式ラインで予約を入れて、ある程度土地勘のある渋谷アベニュー口で待ち合わせ。向こうから見つけやすいように、予め髪型や服装を送っておきました。この時点で、栄子さんは想像以上に心臓が高鳴っており、久しぶりに感じるトキメキに自分でも驚きを隠せなかったといいます。
「男性と二人きりの待ち合わせをするってだけで、こんなにいい女性ホルモンが出てくるとは思いませんでした(笑)。さらに、会ってすぐに『手を繋いでいいですか?』と聞かれて、『じゃあ繋ぎますか』と。見知らぬ男とホテルに行くために手を繋いで街中を歩くなんて、ドキドキが止まらなかったです」
かわいこぶる必要がなくて、純粋に欲を発散できた
お店から派遣されたセラピストの男性は、イケメンではあったけれど栄子さんのドンピシャ好みというわけではなかったよう。けれど、清潔感があり、ひたすらに優しくリードをしてくれるところ、栄子さんをずっと褒めてくれるところに好感を持ったそうです。
「ホテルに入ると、初回だったので詳細なカウンセリングを受けるところから始まりました。そこにかなり時間を割いた上で、施術が始まるのですが、そういう行為自体が久しぶりすぎて『あー、気持ち良い!』って心の声が駄々洩れになってましたね(笑)。
この人とこれから恋愛するわけではないので、かわいこぶる必要がなくて、純粋に欲を発散できた感じ。これがプロなのか~って思いました」
栄子さんは「お金を払ってしてもらうだけの価値はある!」と豪語していました。聞けば、終わった後の感覚はサウナや岩盤浴に近いとのこと。
「心身共にスッキリ。確かにエッチなことをしてるんですけど、終わった後は何よりも爽快感しかない。これはまた絶対にお願いしようって、心に決めて一ヶ月後に再訪する予約を取りました。その日から裸を人目に晒す以上はと、育児の合間にできる運動でボディシェイプを始めたりして、だんだん美意識が戻ってきたんです。考え方もポジティブになって、女としての自己肯定感も上がってきました」