「夫が風俗通いをすることは、浮気か否か?」
同じ妻の立場からしても、その答えは千差万別。絶対に許さないという女性もいれば、あまり気にならないという女性もいます。
では、風俗通いをしているのが妻の方であったとしたら……?
写真はイメージです(以下同じ)
近年、需要が伸び続けているという女性用風俗店。今回はとあるきっかけからその世界へと足を踏み入れたという、一人の既婚女性にお話を聞きました。
不妊治療がきっかけで夫とセックスレスに
「女性用風俗の話は、去年あたりから主婦仲間の飲み会でも話題にあがっていたんですよ。メディアにも取り上げられるようになっていたし、そんなにアングラなものではなさそうだと思ったのが、一度試してみようと決めた理由ですね」
そう語るのは、結婚5年でセックスレス歴は4年、2歳の女の子の母親でもある栄子(仮名)さん。年齢は38歳です。
ショートボブヘアがよく似合う、爽やかなルックスの彼女。以前は美容関係で働いていたこともあるとあって、ファッションも洗練されており、年よりかなり若く見えます。現在は時短勤務の派遣社員。ワーキングマザーとして、日々忙しく過ごしているそうです。
「子どもの年とセックスレス歴が合致していないと思われるかもしれませんが、これは娘を体外受精で授かったからです。レスになった理由は、まさに不妊治療。タイミング法で無理やり行為をするようになったら、完全にトラウマになって夫とは出来なくなってしまったんです。私自身は性欲は強めの方だとは思うのですが、夫との行為がどうしても……。そこから体外受精に切り替えて、3年前に妊娠しました」
女として衰えてきているのを感じた
その後も妊娠中だけでなく出産後も、旦那さんとのレスは継続。結婚前からもともと性欲の薄かった旦那さんは、この状況に特に不満を抱いている様子はないそうです。旦那さんとの仲は決して悪いものではなく、むしろ家族としては円満で、関係性は平穏そのもの。その中で栄子さんは、なぜ女性用風俗に行くという選択をしたのでしょうか?
自宅作業「ひと言でいえば、何か生活に変化が欲しかった。去年から仕事に復帰したものの、コロナ禍でリモート勤務のため、外出もできず、気付いたら肌も荒れていて、女として衰えてきているのを感じたんです。別に恋愛がしたいわけじゃない。ただただ、自分がこのまま年を取っていくことに恐れがありました」
折しも、娘は激しいイヤイヤ期。子育てにプレッシャーを抱えているタイミングで、夫の転職時期も重なりました。栄子さんは自分の中で何かが爆発しそうになるのを抑えるかのように、メディアへの露出が多い有名女性向け性感マッサージ店へ問い合わせをしてみたそうです。今年の4月のことでした。