「ジャニーズタレントの間では、後輩に“お年玉”を毎年あげるというのが恒例行事になっています。近藤真彦からはじまったと言われ、東山紀之やKinKi Kidsの2人がテレビ番組で後輩にお年玉をあげてかなりの出費になったとトークしていましたし、嵐のメンバーも多くのお年玉を配っていると言われている。
まさにトークの鉄板ネタなだったのですが、とうとうメスが入ったことで、年始以降にジャニーズタレントが出演するテレビ番組で総チェックが行われているんです。すでに収録済みの番組で、ジャニーズタレントが“お年玉”について言及していないか確認したいと、事務所から要請があったとか。もし“お年玉”に関してタレントが発言していたら、差し替えを要求しており、担当者は年末の休み返上で対応しているようです」(民放関係者)
とんだ大騒動を繰り広げているジャニーズ事務所だが、これには芸能関係者も驚きを隠せない様子だ。
「ジャニーさんもタレントに毎年“お年玉”を配っていましたが、経費にしていたなんて聞いたことがない。メリーさんもお金には厳しかったですが、タレントへの小遣いや飲食は自腹でしっかりと払っていた。それが、ジュリー社長になってから経費に計上していたようなんですから、セコすぎると芸能関係者の間でも話題になっています。2018年からの調査とのことなので、ちょうど経営の代替わりをしていた頃でジュリー社長が指示したものと思われる」(芸能関係者)
さらに、今回のお年玉騒動で、今後のジャニーズ事務所の方向性も見えてきたと言われる。
「ジュリー社長が儲け第一で会社経営をしているということが露呈したように思います。嵐は活動休止のままで、King & Princeも空中分解。Snow Manがブレイクしているとはいえ、来年以降は収益が一気に落ちることが予想されます。今後は、経費がかかるジャニーズJr.の育成やデビュー前のグループには、かなり厳しい審査をしていくようです。すでにCDデビューしていても、結果が残せていないグループは解散や休業などもありえるとか。滝沢秀明さんが退所したのも、こういった経営陣の合理化に反抗したからだと言われる。年の瀬に7人組Jr.グループIMPACTorsについて、メンバー全員が退所すると報じられましたが、23年は退所者がさらに続出しそうです」(スポーツ紙記者)
殺伐とした雰囲気のまま、年末年始を迎えるジャニーズ事務所。数年たって、あのときのキンプリ3人とタッキーは会社を辞めて正解だった……なんて言われる日も来るのかもしれない。