お風呂に入りながら、パックでスキンケアをする人は多いのではないでしょうか?実は、正しい使い方や頻度を守らないと、かえって肌に負担をかけてしまうとされています。今回は、お風呂でパックをするのは良くないのかという疑問にお答えします。

お風呂でパックをしても大丈夫なのか?

基本的には避けた方が良い

お風呂でパックをするのは良くない?正しいパックの使用頻度と注意点もご紹介
(画像=『BELCY』より引用)

お風呂でのパックはスキンケアの効果が出にくくなるとされているので、基本的に避けた方が良いでしょう。入浴中の肌は、湯船で温まることにより、汗が噴出している状態といわれています。

それゆえに、パックに含まれる保湿成分が汗と一緒に流れてしまうことから、お風呂で使うのは意味がないと考えられています。また、シートマスクやパックによって、肌が覆われてしまう点も理由の1つです。毛穴に詰まった老廃物が流れなくなったり、肌が乾燥したりする可能性があるとされています。

短時間のスキンケアであればOK

お風呂でパックをするのは良くない?正しいパックの使用頻度と注意点もご紹介
(画像=『BELCY』より引用)

どうしてもお風呂に入りながらパックをしたい場合、短時間のスキンケアであればOKとされています。パックに含まれる保湿成分が流れ出ないように、ケア後は洗顔をしたり、シャワーを当てたりしないなどの工夫が必要です。パックの時間は10分程度に留めるのが良いといわれています。

パックのなかには、湯船に入りながらでも使える種類は少なくありません。そのため、お風呂でパックをするのであれば、洗い流すタイプや顔とボディを兼用できるアイテムを使うと良いでしょう。

パックの正しい使い方

①使用頻度は週に1~2回程度

お風呂でパックをするのは良くない?正しいパックの使用頻度と注意点もご紹介
(画像=『BELCY』より引用)

パックの使用頻度は週に1~2回程度に留めましょう。肌をきれいにしたいから、高頻度でパックをするという方はいるのではないでしょうか。実はパック後の肌は水分量が増えており、角質層がふやけてしまうことで一時的にバリア機能が低下するとされています。

そのため毎日パックをしていると、肌が乾燥や摩擦などの外部刺激に弱くなるので、かゆみや赤みの原因になるといわれています。肌トラブルを避けるためにも、毎日パックをするのではなく、間隔を空けて適切な頻度で活用することが大切です。

②使用タイミングは洗顔または化粧水の後

お風呂でパックをするのは良くない?正しいパックの使用頻度と注意点もご紹介
(画像=『BELCY』より引用)

パックのタイミングは、基本的に洗顔または化粧水の後に使いましょう。汚れや余分な皮脂が付着したままの肌では、せっかくのパックの効果がダウンしてしまうとされています。そのため、インバス・アウトバスのタイミングを問わず、パックをする前には洗顔でメイクや汚れをきれいに落としてください。

また、お風呂上りのタイミングでパックをする場合は、あらかじめ化粧水で肌の水分・油分を補いましょう。パックは美容液の代わりとしても使われるアイテムであり、化粧水の後に活用することで、効果的にケアができるといわれています。

③乳液やクリームで保湿する

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(画像=『BELCY』より引用)

パックを取った後は、乳液やクリームで保湿してください。パックをした後そのままにしていると、肌に与えた潤いが逃げてしまい、乾燥の原因になるとされています。そのため、パックで与えた潤いが逃げないように、乳液やクリームなどの油分が多いスキンケアアイテムでフタをしましょう。

フェイスパックをより効果的に活用するためには、適切な頻度とタイミングが重要になるとされています。

お風呂でパックする時の注意点

①長時間つけっぱなしにしない

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(画像=『BELCY』より引用)

1つ目は、長時間つけっぱなしにしないことです。シートマスクがまだ湿っているからと、長時間つけたままにしている人は多いのではないでしょうか。いつまでもパックをし続けていると、シートに肌の潤いが奪われてしまい、乾燥肌につながるとされています。

シートや洗い流すタイプを問わず、パックの時間は10~15分程度を目安にしてください。いつまでパックを付けるかは、メーカーによって異なるので、あらかじめパッケージの説明書きを読んでおきましょう。いつパックを外すのかが分かるように、スマホのタイマーをセットしておくのがおすすめです。

②目に液やクレイが入らないように注意する

お風呂でパックをするのは良くない?正しいパックの使用頻度と注意点もご紹介
(画像=『BELCY』より引用)

2つ目は、目に液やクレイが入らないようにすることです。シートタイプには美容液、洗い流すパックにはクレイなど、肌を滑らかにするとされる成分が配合されています。これらの成分が目に入ってしまうと、かゆみや腫れなどのトラブルにつながる可能性があるといわれています。

そのため、パックをする際には目に入らないように注意してください。万が一目にパックの液やクレイが入った場合には、すぐ水で洗い流しましょう。目を洗った後も違和感がある場合には、眼科へ相談してください。

③ニキビがある時には使用を避ける

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(画像=『BELCY』より引用)

3つ目は、ニキビがある時には使用を避けることです。ニキビができている部分はとてもデリケートであり、シートとの摩擦や美容液の成分などでも負担をかけてしまうとされています。また、ニキビは油分が多い肌にできやすいともいわれているため、パックによって炎症をさらに悪化させてしまうでしょう。

それゆえに、ニキビや肌荒れが起こっている時にはパックは避けてください。ニキビが完全に治ってから使用を再開しましょう。

パックの種類にはどんなものがある?

①洗い流すパック

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(画像=『BELCY』より引用)

「洗い流すパック」は、クレイやクリームタイプのアイテムであり、ケア後はシャワーで洗い流すものを指します。シートパックのように保湿を目的としたものだけでなく、古い角質や汚れを落とすことに特化したアイテムが多い点も魅力です。

顔に加えて、デコルテや足などのボディにも使えることから、湯船に入りながらのパックに活用できるとされています。

②シートマスク

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(画像=『BELCY』より引用)

「シートマスク」は、美容液に浸したシートで、顔全体を包み込むようにして使うタイプのパックです。一般的なパックのスタイルであり、肌を保湿することを目的としています。

顔にシートを貼って、時間が経ったら外すだけなので、いつでも手軽にスキンケアができるのが魅力です。配合成分や香りなどシートの種類も豊富なため、自分好みの使用感のアイテムを選んで使うと良いでしょう。