中間淳太は、ジャニーズWESTが関西の先輩である関ジャニ∞と後輩のなにわ男子にはさまれて厳しい状況にある中、バラエティで頭角を現してきた。関西学院大学出身の高学歴キャラとしてクイズ番組やニュース番組で活躍するのはもちろんこと、得意な中国語や英語を生かしたバラエティ企画でも存在感を発揮。最近は、本来ならジャニーズタレントとしてタブーであるはずの「運動音痴キャラ」としても話題になっており、イジられキャラとして大化けする可能性を秘めている。関西勢の中で少し埋もれがちになっているジャニーズWESTの巻き返しの原動力になりそうだ。
2023年に24歳になる年男は、King & Princeの永瀬廉と高橋海人、Travis Japanの松田元太の3人だ。
King & Princeの最年少メンバーである永瀬廉と高橋海人にとって、2023年は過去にないほどの激動の年。メンバーの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が同年5月22日にグループを脱退し、それぞれジャニーズ事務所も退所すると発表している。5月23日からは2人きりでグループの看板を守っていかなければならず、その重圧は想像を絶するものがある。
5月23日以降、グループがどのような活動となるのか不透明なところがあるが、高橋は2022年12月に公開された映画『Dr.コトー診療所』での演技が好評で、主演の吉岡秀隆が「あとは海人くんに任せて、『Dr.ハント』をイチお客さんとして見たい」と話したことから、高橋演じる織田判斗(はんと)をメインにした新シリーズが生まれるのではといった声も聞こえてくるほど。また、永瀬は広瀬すずの相手役を務めるTBS系ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』が2023年1月17日にスタート予定で、2人とも俳優としての活動に注目が集まりそうだ。
松田元太は、Travis Japanが2022年10月にデビューしたばかりなので今は顔を売っている真っ最中。2022年12月に『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)や『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)のスペシャルに出演するなどバラエティ露出を増やしており、ここで認知度を上げることがグループの飛躍にもつながってくる。2022年は主演映画『君が落とした青空』もあったりと俳優としての活動にも期待したいが、Travis Japanの活動ベースがどこに置かれるか次第となるのが難しいところ。一部で「Travis Japanは退社した滝沢秀明氏の肝煎りでデビューしたので、事務所内での立場が微妙になっている」とも指摘されていただけに、2023年はしっかり地固めをしたいところだろう。
まさしく、2023年が勝負の時といえるジャニーズの年男たち。兎年の彼らがどんな大ジャンプを見せてくれるのか、ファンを夢中にさせる活躍を期待したい。