2023年は兎年。年男・年女は年神様(お正月に各家にやってきて幸せをもたらす神様)のご加護を多く受けることができるとされることから、縁起がいいといわれている。ジャニーズタレントで2023年の年男を見てみると、まさに「今年が勝負どころ」のメンバーばかりでそれぞれ大きな飛躍の年になりそうだ。

 デビュー組で2023年に36歳になる年男は、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔、NEWSの加藤シゲアキ、A.B.C-Zの河合郁人、ジャニーズWESTの中間淳太の4人だ。

 藤ヶ谷太輔は一時伸び悩んでいる印象の時期もあったが、2018年に主演舞台『そして僕は途方に暮れる』でダメ男役を見事に演じたことで俳優としての才能が一気に開花。同作の映画版が2023年1月13日より公開されるほか、同14日からは人気コミックを実写化した主演ドラマ『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)の放送がスタートする。その一方、病気療養中の中居正広の複数のレギュラー番組で代役を務めたことでトークやバラエティ力の評価も改めて注目されており、2023年に俳優としてもタレントとして一皮むけそうな気配が漂っている。

 加藤シゲアキは、アイドル業と並行して続けていた作家業が2022年に10周年を迎えた。作家生活10周年を記念したスペシャルブック『1と0と加藤シゲアキ』(KADOKAWA)は、月刊誌「ダ・ヴィンチ」(同)の「BOOK OF THE YEAR 2022」でエッセイ・ノンフィクション部門の1位に選出されるなど高く評価されている。さらに、同年12月には大手企業「東洋紡」の広告キャンペーンに起用され、同社の各事業をテーマにオリジナルストーリーを書き下ろすという、ジャニーズとして新たな地平を切り開いた。作家としてもタレントとしても、今年は勝負の時期になりそうだ。

 河合郁人は、ジャニーズものまねによるブレイクを経て、現在はトークや司会のスキルで評価をぐんぐんと高めている。容姿が似ているということもあって「ジャニーズ界の後藤輝基」とも呼ばれているが、特番のMCで何度もタッグを組んでいる後藤本人からバラエティ対応力をベタ褒めされるなど、芸人からも一目置かれる存在に。鉄板ネタであるジャニーズの先輩にまつわるエピソードトークが豊富で、仕切りもうまいことから、業界内では「近いうちに単独の冠番組を持つのでは」とまでささやかれており、2023年に大飛躍を遂げる可能性がありそうだ。