ジャニーズJr.内ユニット「美 少年」が26日にYouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」で緊急生配信を実施し、来春に名古屋・横浜・大阪の3都市で初の全国アリーナツアーを開催すると発表した。全国ツアーは“デビューフラグ”ともいえるものでファンは歓喜しているが、一方でチケットの購入や入場に「専用アプリ必須」と発表されたことで波紋が広がっている。
美 少年は故ジャニ―喜多川さんから最後に直接指導を受けたグループの一つで、那須雄登、浮所飛貴、佐藤龍我、藤井直樹、金指一世、岩崎大昇の6人組。バラエティ番組『VS魂 グラデーション』(フジテレビ系)のレギュラーを務める浮所など、すでにデビュー組並みに活躍しているメンバーもいる。
配信では、メンバーが「僕たち、春にアリーナツアーをさせていただくことが決定しました」と発表。ツアータイトルは『We are 美 少年 Let’s sing it』で、グループ単独での全国アリーナツアーは初となる。会場はジャニーズJr.の単独公演と思えないほど大きく、2023年3月4日・5日は名古屋の日本ガイシホール、3月29日・30日は横浜アリーナ、5月2日・3日は大阪城ホールとなっている。
ジャニーズJr.内における「デビュー争い」では、9月に来春の全国アリーナツアー開催を発表した関西ジャニーズJr.のAぇ! groupが一歩リードしているとみられていたが、美 少年がそれに並んだ格好だ。ファンとしては是が非でも会場に駆けつけて応援したいところだが、配信内で「今回は『Johnny’s Ticket』というアプリが必要なので、皆さまダウンロードをよろしくお願いいたします」と呼びかけられたことで、ファンの間には不安が広がった。
「Johnny’s Ticket」は今年6月にリリースされたアプリで、チケットを購入した代表者、同行者がそれぞれ自身のスマホでアプリを通じてチケットを受け取り、アプリ画面を会場の専用端末にかざすことで入場が可能になる。最大の目的は「転売」を防ぐことにあり、同行者の変更には手続きが必要で、Bluetoothや位置情報機能も有効にする必要があるなど、対策としてはかなり強力になっている。
社会問題にもなっている「転売ヤー」対策であればファンは歓迎しそうだが、ジャニーズのデジタルチケットは過去にたびたびトラブルが起きている。