新生児の赤ちゃんの頭の形がいびつな原因(2)出産時の衝撃
新生児の赤ちゃんの頭の形がいびつな原因の2つめは、出産時の衝撃です。
出産は女性にとって大仕事です。スムーズに赤ちゃんが出てこない時は吸引分娩になることもあり、そのような処置の時に赤ちゃんの頭の形が歪んでしまうことがあります。
出産時に赤ちゃんに加わる衝撃や、または医師による処置でいびつになってしまった赤ちゃんの頭の形は、自然と元に戻ることが多いようです。
赤ちゃんがおっぱいやミルクをたくさん飲み、よく眠りよく泣いて体重もしっかり増えている時は特に心配することはありません。出産で赤ちゃんの頭の形が歪んでしまって心配な時は、産後のお母さんと赤ちゃんの健診の時に医師に相談してみると安心できますね。
新生児の赤ちゃんの頭の形がいびつな原因(3)眠る時の姿勢
新生児の赤ちゃんの頭の形がいびつな原因の3つめは、眠る時の姿勢も関係しています。
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ自分で寝返りをうつことができません。お母さんやお父さんが子育て中に赤ちゃんを布団やベビーベッドに仰向けに寝かせると、赤ちゃんは次に抱っこされるまでそのままの体勢でいることになります。
赤ちゃんの頭の形がいびつだったり、後頭部が絶壁だったりするのは眠る時の姿勢が大きく影響していると考えられます。
ただし仰向けで赤ちゃんを寝かせると頭の形が絶壁や長い形になるからといって安易にうつ伏せに寝かせてしまうのも要注意です。新生児の赤ちゃんはうつ伏せで寝かせると乳幼児突然死症候群の危険性が高くなるという説もあり、長時間うつ伏せで寝かせておくのはとても危険です。
また新生児の赤ちゃんはうつ伏せに寝かせると、息が苦しくても顔を左右に動かすことができないため枕やシーツなどで窒息してしまうこともあるためうつ伏せで寝かせるのは厳重な注意が必要です。
新生児の赤ちゃんの頭の形がいびつな原因(4)首を傾けるクセ
新生児の赤ちゃんの頭の形がいびつな原因の4つめは、首を傾けるクセも影響します。
新生児の赤ちゃんは実は大人のようにはっきりと景色が見えているわけではありません。生まれたての赤ちゃんの視力はおよそ0.01から0.02程度であると言われており、何かをじっと見つめているのも光に対するただの反射の場合があります。
新生児の赤ちゃんはお母さんの顔や周りの様子が綺麗に見えているわけではないのですが、何か興味を引くものがあれば赤ちゃんはそちらのほうへ顔を向けて首を傾けようと頑張ります。
赤ちゃんが気になるものが動かずいつも同じ場所にある場合は、赤ちゃんはどうしてもその気になるものがある一方向へだけ顔を向けるクセが出てきます。
一方向だけを見るクセがついてしまうと、赤ちゃんはしんどい思いをして逆側を向こうとはしなくなってしまい、頭の形がいびつになっていく原因になります。
新生児の赤ちゃんは仰向けで寝かせることが多いと思いますが、いつも同じ方向ばかり向いている赤ちゃんはもう首を片側に傾けるクセがついてしまっている可能性があります。いつも下側になってる頭の部分が敷布団や枕などに押し付けられ、頭の形が絶壁になったり長い形になってしまうこともよくあることだと言われています。
新生児の赤ちゃんの頭の形がいびつな原因(5)両親からの遺伝
新生児の赤ちゃんの頭の形がいびつな原因の5つめは、両親からの遺伝です。
両親からの遺伝というとお母さんとお父さんはドキッとしてしまいますが、赤ちゃんの顔が両親に似ることがあるように、赤ちゃんの頭の形もやはり両親から遺伝することがあります。
お母さんやお父さんの頭の形が少しいびつだったり、または絶壁だったりすると、残念ながら赤ちゃんの頭の形もいびつになったり絶壁になることは十分考えられます。
ただし頭の形は新生児の頃に全て決まるのではありません。子育てしていく中で成長とともに少しずつ頭の形は変わりますので、今は少しいびつな頭の形をしていてもそんなに深刻に嘆く必要はあまりありません。
後でご紹介しますが、新生児の赤ちゃんの絶壁や長い頭の形は子育て中に矯正していくことも可能です。
子育て中のお母さんやお父さんは遺伝で可哀相なことをしたと可哀相に思う人もいるかもしれませんが、新生児の赤ちゃんの頭のいびつさは一般的によくあることです。前向きに矯正方法などを考えていけると良いですね。