『丸亀製麺』などを展開するトリドールホールディングスが11月30日に「グローバル戦略発表会2022」を開催。日本発のNo.1グローバルフードカンパニーを目指し、中国本土への『丸亀製麺』の店舗拡大をはじめ、2028年までに世界5,500店舗の展開を目標とするグローバル戦略について発表された様子をレポします。

全世界5,500店舗を目指す!『丸亀製麵』を展開するトリドールがグローバル戦略を発表

『丸亀製麵』を展開するトリドールが更なる世界進出へ向けたグローバル戦略を発表
(画像=写真左から取締役副社長兼COO兼海外事業本部長の杉山孝史氏、代表取締役社長兼CEOの粟田貴也氏、『ARETTO』より引用)

2022年11月30日、『丸亀製麺』などを展開するトリドールホールディングス(以下トリドール)が「グローバル戦略発表会2022」を開催しました。

今回のグローバル戦略発表会では、トリドールの代表取締役社長兼CEOの粟田貴也氏と、取締役副社長兼COO兼海外事業本部長の杉山孝史氏から、日本発のNo.1グローバルフードカンパニーを目指し、中国本土への『丸亀製麺』の店舗拡大をはじめ、2028年までに世界5,500店舗の展開を目標とするグローバル戦略について発表されました。

“食の感動で、この星を満たせ。”をスローガンに掲げ、日本発のNo.1グローバルフードカンパニーを目指す

『丸亀製麵』を展開するトリドールが更なる世界進出へ向けたグローバル戦略を発表
(画像=『ARETTO』より引用)

発表会の冒頭では、代表取締役社長の粟田氏から、「コロナ禍をネガディブではなくポジティブに捉えたい。今はコロナ禍ではあるが、(トリドールには)創業当時と違って人材も揃ってきた。今後の20年をより実りあるものにしたい。そのためにチーム一丸になるためにも方向性を明確にしなければいけないという思いから、ミッション、ビジョン、スローガンをあらためて明確にした。“食の感動で、この星を満たせ”をスローガンに掲げ、世界を俯瞰しながら、同時に一気に世界に店舗網を築き、予測不能の未来を確実につくっていく。」と、今後さらに加速させていくグローバル展開への意気込みが語られました。

グローバル戦略を加速させるための「KANDOトレードオン戦略」の策定

『丸亀製麵』を展開するトリドールが更なる世界進出へ向けたグローバル戦略を発表
(画像=『ARETTO』より引用)

続いて取締役副社長の杉山氏からは、トリドールの進化するグローバル戦略として策定された「KANDOトレードオン戦略」が発表されました。

「KANDOトレードオン戦略」とは、“食の感動体験”を世界中に拡げる時に起こる「二律背反」しがちな要素を「二律両立」させることで、予測不能レベルの進化を遂げるための戦略とのこと。

具体的には、世界各国のローカルバディーと手を結び、世界中の知識や文化を吸い上げ、色とりどりの感動体験群を実現するダイバースブランドとして展開させていく戦略です。

世界各国の“ローカルバディ”との連携が現地での成功の鍵

『丸亀製麵』を展開するトリドールが更なる世界進出へ向けたグローバル戦略を発表
(画像=『ARETTO』より引用)

トリドールの海外展開の成功の鍵を握っているのが、欧州やアジア、北米といった世界のローカルバディとの連携です。

ローカルバディと組むことによって、現地のニーズに応えた店舗展開がスピーディーに実行できるとのこと。

『丸亀製麵』を展開するトリドールが更なる世界進出へ向けたグローバル戦略を発表
(画像=『ARETTO』より引用)

成功事業例として、ローカルバディとして外食のプロ集団『capdesia』と連携し、「チームUK Marugame」として『丸亀製麺』のイギリス展開の成功が導かれた事例が挙げられました。

このようにローカルバディと連携することで、現地での一等地での店舗展開や、現地のニーズを生かした店舗デザイン、現地のユーザーに刺さる話題の最大化ができたことで、成功へと繋がったとのこと。

『丸亀製麵』を展開するトリドールが更なる世界進出へ向けたグローバル戦略を発表
(画像=『ARETTO』より引用)

また「グローバルKANDOアドバイザー」として、スターバックスの創業メンバーなど、有望なプロフェッショナル軍団と手を組むことで、トリドールはグローバルブランドへと進化しています。