2023年4月に創設される「こども家庭庁」は、2022年の流行語大賞にもノミネートするなど話題になっています。

けれども、こども家庭庁とはどのような組織なのか分からない人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、同組織の創設の目的や支援の内容のほか、私たちの生活に何をもたらしてくれるのかについて解説します。

こども家庭庁とは?

こども家庭庁は、国の社会のかたちを“子ども中心”とする「こどもまんなか社会」に変えていくことを目的に創設されます。

これまで、子どもに関する政策や業務は内閣府や厚生労働省など、さまざまな省庁が別々で行ってきましたが、今後は、こども家庭庁がこども政策全体のリーダーとなります。

こども家庭庁の組織体制

こども家庭庁の責任者であるこども政策担当大臣のもとには「こども家庭長官」が置かれ、「企画立案・総合調整部門」、「成育部門」、「支援部門」の3つの部門を創設。これまで内閣府の管轄であった「子ども・子育て本部」や厚生労働省の「子ども家庭局」などは、こども家庭庁に移管されます。

【こども家庭庁の組織イメージ】

来春開設の「こども家庭庁」は子育て世帯にどんな支援をしてくれるのか?
(画像=筆者作成)