こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第92回目。

 今回は2022年12月10日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でフジテレビ系『ダウンタウンのごっつええ感じ』時代の「キャリー東野のアイドル虎の穴」について話していた部分です。

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の「芸人が今までで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説」でおいでやす小田さんが『ごっつええ感じ』のキャリー東野が、死闘の末にリングサイドでゲロを吐いてしまったシーンを挙げたことから、当時の思い出を話し始めた東野さん。

 当時、番組で「キャリー東野」という女子プロレスラーのキャラクターで、アイドルたちとリング上で死闘を繰り広げていました。それまで芸人がアイドルと対戦する場合は、やられ役に徹することが多かったのですが、容赦なくアイドルを蹴り、投げ飛ばすキャリー東野は当時、かなり画期的な存在でした。

「最初は篠原涼子さんとスタジオでプロレスをするってなって。ちょっとキツめというか、女性アイドルを女性アイドルと思わず、普通に蹴ってたんですよ。投げたり、ドロップキックしたりとかしていて。それがどんどん大きくなっていって、いろんなアイドルを集めて、遊園地のプールに特設リングを作って……」と、サマーランドの特設プールで5人のアイドルと水上デスマッチ(リングから落下すると爆破装置が作動)で対戦した際の模様を話します。

「当時、運動してへんから。それで片っ端からやっつけていったりしていくんですけど、だんだん息がハアハアなって。で、Tバックスの千葉さんっていう、たぶん柔道か空手をやっていて自信ある感じの方。その方と戦う時にもうヘロヘロになって。で、なんとなく『最後は負けた方がええんやろな』とかって思って一応、殴られたり、やられてたんやけど。それで体力が持てへんから。もう、戻すんです。 だけど『リングに戻したら、さすがにこれはあかんな』と思ってプールサイドのところから外に戻したんですよ。そしたら、その千葉さんに蹴られて、戻したところに落下して。そのゲロを吐いたところに落ちていったっていう。でも、落ちてみるもんですね。25年ぐらい経ったら、こんな風に使われて……」と当時を振り返ります。