12月28日に生放送される日本テレビの新たな年末音楽特番『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード2022~』の出演アーティスト第1弾が先日発表された。
4時間半の生放送となる同番組は、「サブスク」×「テレビ」を標榜する“新たな音楽賞”という位置づけで、番組内ではApple Musicの2022年トップソング100位を発表する。
ストリーミング配信のチャートデータを元に、サブスクでのヒットを取り上げるということで、興行収入180億円を突破した大ヒットアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』で歌唱を担当し、主題歌「新時代」がビルボードジャパンによる年間チャートで7位になったAdoを筆頭に、「w/x/y」がビルボード年間2位の大ヒットとなったTani Yuuki、「Habit」がビルボード年間11位を記録したSEKAI NO OWARI、昨年のレコード大賞にも輝いた「CITRUS」がビルボード年間18位となったDa-iCEなどを筆頭に、BE:FIRST、Travis Japan、マカロニえんぴつ、緑黄色社会、LE SSERAFIMといった旬のアーティストが顔をそろえる。
とはいえ、大半のアーティストが他の音楽特番にも出演しており、この第一弾ラインナップを見るかぎりでは、さほど新鮮味がないという指摘もある。
「一部から歓迎されているのは、ジャニーズ勢のゴリ押しがなさそうなこと。ジャニーズのアーティストがほぼ楽曲を配信していないサブスクのデータをベースにするという趣旨ゆえか、デビュー曲が配信リリースとなったTravis Japanのみ出演が確定。ほかに出るとしても、今年ソロ20周年の堂本剛(ENDRECHERI)ぐらいでは」(芸能ライター)
さらに、出演者に工藤静香がいたことが疑問符の嵐を起こしている。
「TikTokで昔の楽曲が再ヒットする傾向を拾うためなのか、『昭和・平成・令和の曲で今年イチバン聴かれた曲』も取り扱うという方針。工藤は今井美樹とともに『90年代を代表する楽曲』を披露するのだとか。しかし今年TikTokでリバイバルヒットとなった曲といえば、PUFFYの『愛のしるし』やOriginal Loveの『接吻』、広瀬香美の『ロマンスの神様』など。Klang Rulerのカバーで再脚光を浴びたブラックビスケッツの『タイミング ~Timing~』は先日の『ベストアーティスト2022』でブラックビスケッツ復活とともにやってしまいましたし、なぜ工藤と今井なのか?という声は少なくありません」