華やかでゴージャスなイメージが強いギブソンタック!シニヨン技法を取り入れたやり方、編み込みや三つ編みなどと一緒にヘアアレンジを楽しめば、何通りでもヘアアレンジが楽しめますよ。そんなギブソンタックの簡単やり方やコツをご紹介していきます。ロングヘアの方からボブヘアの方まで参考にしてくださいね。

ギブソンタックって何?

海外セレブにも人気で上品なヘアスタイル

海外では定番のギブソンタック!人気があるヘアアレンジの一つです。簡単にできるヘアアレンジ、ギブソンタックは、低めの位置でヘアアレンジを行ないます。シンプルに小さくまとめるヘアアレンジや、編み込みや三つ編みも取り入れて、ボリューム感たっぷりにヘアアレンジしたりと、色々なヘアアレンジを楽しめます。

ギブソンタックは、長めのボブヘアスタイルの方から、ロングヘアスタイルの方まで楽しめるヘアアレンジです。とても凝っている印象が強い、ギブソンタックですが、実は簡単にヘアアレンジができるから、やり方やコツをマスターしたいですね。

ギブソンタックの別名は、ギブソンロールです。ネープ部分で整えられた髪の毛を、くるりんぱや編み込みなどと合わせながら、ヘアアレンジしていきます。また、タックとは、入れ込むという意味があります。内側に毛先を入れ込んで楽しむヘアアレンジです。

20世紀初頭にアメリカで流行したヘアアレンジ

ギブソンタックの由来とは、ギブソン・ガールのヘアスタイル。19世紀アメリカの画家チャールズ・ダナ・ギブソンが描きました。19世紀末から20世紀初頭にかけて流行したヘアアレンジです。スレンダーでスタイル抜群のいい女性が美しいドレスを優雅に着用する、そんな美しい女性がしたヘアアレンジが流行したようです。

理想的で美しい女性像のギブソン・ガール!首筋の美しいライン、豊満な胸、くびれたウエストなどスタイル抜群だった女性が行ったヘアスタイル。ギブソンタックのタック=折り込むという意味で、毛先を入れ込んだアップスタイルが流行しました。

アメリカ発祥のポンパドール(前髪にリーゼントのようなボリュームを付ける)や、クリンプヘア(縮れたような細かいウエーブヘア)、ワッフルパーマ(細かいウエーブをつくるパーマスタイル)などとの組み合わせも相性抜群です。海外では80年代、国内では90年代に流行したヘアスタイルでもあります。

1920年代に日本で輸出用に造られた、ギブソン・ガールの小皿です。女性美や当時流行したスタイルをモチーフとした小皿など、アンティーク雑貨からもわかるように、ギブソンタックヘアスタイルはとっても人気のヘアスタイルだったんですね。アレンジしやすいアップスタイルは、現代でも大活躍中です。

海外でも定番のヘアアレンジ!ギブソンタック

ギブソンタックのヘアアレンジで大切なのは、全体的に低めの位置で髪をまとめることです。ロングヘアスタイルならではのヘアアレンジに、リボンやお花飾り、コサージュやヘアピンなどの小物使いで、様々なヘアアレンジが楽しめますよ。

ボブ・ロングセルフアレンジやり方・簡単

ロングヘアの方必見!セルフアレンジできちゃうかも!

くるりんぱを使った、ロングヘアの方におすすめのギブソンタックのやり方を、わかりやすく紹介しています。髪の毛の量を調整したり、三つ編みや編み込みを使ったアレンジも、コツをつかめば簡単にできるようになりますよ。ぜひ、基本のギブソンタックのやり方をマスターしてくださいね。

ボブヘアスタイルが、華やかに!

ボブヘアスタイルは、ロングヘアスタイルの方のように、ネープ部分の毛量調整が難しいかも!ボブヘアスタイルの方におすすめ、簡単アレンジハーフアップはいかがでしょうか?髪飾りの大きさや色使いで、雰囲気も変わりますね。毛先のハネを上手に巻き込んだギブソンタックが、ステキですね。

ギブソンタック!やり方のコツ

ギブソンタック!やり方のコツ①

サラサラストレートヘアの方は特に事前準備が大切です。サラサラストレートヘアでは、ピンがしっかり留まらないためまとめ髪が上手くできません。ヘアアイロンやカーラーを使ってウエーブをしっかり付けておくことが、ギブソンタックを成功させる秘訣です。パーマスタイルなら、いつでも簡単まとめ髪完成ですよ。

ギブソンタック!やり方のコツ②

ヘアゴムの準備。自分の髪色に合わせてカラーをチョイス!また、太めのゴムより細めのゴムを選びましょう。ゴムが太すぎると、仕上げ隠しが難しくなります。ゴムが細めだと万が一隠し切れないときでも、目立つことなくアップスタイルが楽しめますよ。

ギブソンタック!やり方のコツ③

ギブソンタックは、毛先を丸め込んで隠すため、まとめ髪のゴムをゆるめに結びましょう。ここで、毛量が多い方は、一つ結びの他に二つ、三つに分けた結び方をするのもおすすめです。ご自身の毛量を考えて、まとめ髪がしやすい方法でギブソンタックを楽しんでくださいね。

ギブソンタック!やり方のコツ④ロングの方

ギブソンタックのやり方の秘訣として、ロングヘアの方は、三つ編みや編み込み、ねじりなどと一緒にくるりんぱを合わせてまとめ髪を仕上げるといいですね。髪の長さに合わせて、くるりんぱを複数回しても大丈夫です。髪の長さを生かした、ボリュームあるギブソンタックは、華やかな印象になりますよ。

ギブソンタック!やり方のコツ⑤

毛先をしっかり入れ込んだ時に使うヘアピンも、ピンの長さやホールド力を考慮して使い分けができるといいですね。また、ピンは横だけではなく、縦に使うのもホールド力がアップしておすすめです。

ギブソンタック!やり方のコツ⑥

毛先をしっかり入れ込んでシニオン部分が完成したら、全体的なバランスを見ながら微調整に入りましょう。フロントからサイドにかけてのボリューム造りとして、毛束を少しづつ引っ張り出すイメージで浮かしたり、おくれ毛の処理をしたらギブソンタックの完成です。

ギブソンタック!やり方のコツ⑦仕上げ!

ギブソンタックが完成したら、そのままを楽しむのも良いですが、髪飾りを使ってもっとギブソンタックを華やかに演出してみましょう。結婚式やパーティーなどで活躍できるパールやビジューを使った髪飾りや季節の小花をアレンジした髪飾りなど、お気に入りのアイテムを見つけてくださいね。

ギブソンタックに欠かせないヘアピン使いのコツとは?

アメピンとUピンを上手に使って綺麗なギブソンタック

ギブソンタックやアップスタイルを、しっかり固定するのに欠かせないヘアピン!少ない本数で上手に仕上げるのには、練習も大切です。毎日少ない時間でもコツコツとヘアピン留めの練習ができたら、ギブソンタックのアレンジも一段と楽しめますよ。エアリー感を表現したヘアアレンジにもヘアピンが大活躍です。

ギブソンタックアレンジの崩れを予防する意味でも、ヘアピン使いをおすすめします。Uピン使いも固定はできますが、ホールド力が少ないため、走ったりした時のヘアアレンジ崩れを想定しながら、ヘアピンとUピンを上手く使ってヘアアレンジしましょう。

ヘアピン種類&選び方

ヘアピンといっても種類が様々ありますよね。どれを選べばいいの?長さは?ホールド力が高いのはどれ?髪の毛量が多い方やストレートヘアの方は、ピンが留まりにくいため片側が波状になっているものがおすすめです。短めのピンは、おくれ毛や隠しピンに使うとうまく使用できます。

アップスタイルやまとめ髪をつくるときは、ストレートヘアより、パーマスタイルやウエーブヘアの方が、スムーズにスタイルチェンジができて便利です。サラサラヘアでピンがうまく留められない方は、パーマヘアやウエーブヘアにチャレンジして、アップスタイルを楽しむのも良いですよ。

飾りがついたヘアピンもおすすめです。小さめの小花付きやピン先にパールを施したものなど、使い勝手が良い便利なヘアピンです。アレンジヘアのアクセント使いに。気分に合わせて、華やかさを演出するのにおすすめのアイテムです。ヘアピン集めをしてヘアアレンジやギブソンタックを楽しみましょう。

パールやリボン、小花などのアイテムがヘアピンの先に施してある髪飾りなどは、つける位置やリボンの長さ、ボリューム感を調整しながらまとめ髪を仕上げるといいですね。エアリーでゆるっとまとめられたヘアアレンジに、パール使いのヘアアレンジは、パーティーなどの華やかな席にもおすすめのアイテムです。