新生児低血糖の診断法とは?
新生児の低血糖が疑われる場合には、どのように診断をするでしょうか。
新生児の低血糖の診断方法は血液検査によって行われることがほとんどです。
低血糖を疑う血液検査では、血糖値を調べることが多いのですが、低血糖とともに起こりやすい電解質の異常も調べる検査が行われることもあります。
新生児低血糖の治療法とは?
新生児の低血糖の治療法は、どのような治療を行うのでしょうか。
新生児の低血糖の治療には、まずはブドウ糖を点滴することが基本になります。
ブドウ糖の点滴だけでは症状が改善しない場合には、ステロイドを投与したり、血糖値を上昇させるためのホルモンや、インスリンの働きを抑えるための薬を投与することもあります。
他の病気が低血糖を起こしている原因になっている場合には、血糖値を上昇させるための治療のほかに、そちらの病気の治療も並行して行われます。
血糖値と体調が良くなってきたら、母乳やミルクの量を増やして、点滴の量を減らしていきます。
血糖値の値が安定して、点滴の必要がなくなるまで入院が続きます。
新生児低血糖は診断が遅れると後遺症も!!
新生児の治療の開始が遅れた場合には、後遺症が出ることがあります。
新生児の低血糖の後遺症というのは、首のすわりやつかまり立ちといった赤ちゃんの発育に遅れが見られます。
ある程度大きくなってから判明する後遺症には、細かい作業が苦手だったり、人の顔を見分けるのが苦手になったりする傾向が見られます。
また、てんかんのような発作や、斜視等の目の異常、言葉の遅れなどが出ることがあります。
子育てする中で赤ちゃんの様子が何かおかしいと思ったら、後遺症のリスクが高まる前にすぐに病院でお医者さんや看護師さん、助産師さんに相談しましょう。
新生児低血糖は発達障害のリスクも!!
新生児の治療の開始が遅れた場合の後遺症には、発達障害のリスクもあると考えられています。
糖分というのは脳を動かすための唯一の燃料になります。
そのために、生まれてすぐに低血糖の状態が続いてしまうと、脳の発達が阻害されるために、脳に何らかの障害が起きてしまうリスクが高くなります。
発達障害の危険因子には、新生児仮死、重度の黄疸、低血糖があります。
このうち、低血糖というのが一番症状がわかりにくく、授業が遅れるために、発達障害のリスクとして、最も危険なものだといわれています。
早期発見して新生児低血糖は治療しましょう!!
子育てには、いろいろとわからないことや、自分たちではどうしたらいいのか、迷ってしまうこともよくありますよね。
新生児の低血糖も、知識として知っていれば、早期発見できるかもしれませんが、知らなければついつい見逃してしまいます。
初めての子育てで、この程度のことで病院で相談してもいいのか心配になることもあるかもしれませんが、新生児の低血糖は早期発見早期治療が大切になります。
赤ちゃんの状態で何か心配なことがあれば、すぐに病院の先生や看護師さんに相談しましょう。
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