今の時代、「接待カラオケ」は過去の遺物となりつつあります。しかし、それでも会社の歓送迎会や得意先との忘年会など、社会人であれば誰もが一度はカラオケに行かなくてはならない状況に立たされたことがあるものでしょう。カラオケが好きなら問題ありませんが、「歌うのが苦手」という人にとっては苦痛でしかないもの。そこで今回は、歌が苦手な人が接待カラオケを乗り切るための方法を考えてみます。

接待カラオケは古い?それでもなくならない上司や得意先とのカラオケ

今はパワハラ、アルハラなどが問題となり、企業のコンプライアンスが厳しく問われる時代です。そんな時代の流れから、上司や先輩からお酒を強要されたり、カラオケに無理やり連れていかれたりすることも減ってきてはいるようです。

ただ、普段から多くの企業で飲み会は行われており、新年会、忘年会、歓送迎会など、ことあるごとに飲み会が開かれるという職場もあるでしょう。そして1次会は居酒屋、2次会がカラオケというのが、会社の飲み会では定番となっていることも多いもの。歌うのが好きではない人にとって、この2次会が問題なのです。

「歌唱力=カラオケ力」ではない!20代こそカラオケ力を磨くべき

歌が苦手な人の場合、仕事の付き合いで行くカラオケではどのようにふるまえばいいのでしょうか。ここで提案したいのが「カラオケ力」を身に付けることです。カラオケ力とは、単なる歌唱力のことではありません。歌の上手下手ではなく「カラオケを楽しむ力」のことを指しています。

飲み会の好きな上司は、積極的に参加する部下をかわいがる場合が多いものです。労働時間外の付き合いが人事や評価を左右することはなくても、心証はよくなるかもしれません。

カラオケが苦手だからといって、いつも参加しないのではなく、発想を変えて「開き直って楽しむ」と考えてみてはいかがでしょうか。

社会人のカラオケスキル3ヵ条

社会人として身に付けておきたいカラオケスキルを具体的に説明しますので、カラオケ力に磨きをかける参考にしてください。

  1. とにかく楽しそうにふるまう
  2. 歌うときは恥ずかしがらない
  3. 入口付近の席に座る

1.とにかく楽しそうにふるまう

歌が得意ではなくても、仮にその場が楽しくなくても、つまらなそうにするのはご法度です。参加すると決めたからには楽しそうにふるまうのがマナーです。場をしらけてさせてしまうことは避けましょう。

カラオケに行くのであれば、心を決めて楽しんでいる様子を見せること。慣れてきたら肩の力も抜けて自然に楽しめるようになるはずです。

2.歌うときは恥ずかしがらない

歌が苦手な人にありがちなのが、恥ずかしがりながら歌うことです。どのような場合でも同じですが、恥ずかしそうにふるまうと、見ている側が気を使ってしまいます。たとえ上手でなくとも、堂々と歌うよう心がけましょう。気持ちを振り切って歌えば、案外盛り上がったりするものです。

また、必要以上に歌うのを拒むのもあまりよくありません。ハードルがどんどん上がっていくので、余計歌いづらくなっていきます。1巡目は早めに済ませて肩の荷を降ろしてしまいましょう。

3.入口付近の席に座る

これは、歌うことは極力回避しながらも、みんなのために頑張っていることを示すテクニック。入口付近やインターホンの近くは飲みものを注文したり、受け取ったり、何かと仕事の多い席です。ここに座ることで「奉仕している感」「参加している感」を演出することができます。比較的退室しやすいのもポイントです。