最終回ということでは、11月30日にひと足早く最終回を迎え、12月7日をもって配信が終了したフジ水10『親愛なる僕へ殺意をこめて』が本人気ランキングから消えたのに加え、7日に最終回を迎えた日テレ水10『ファーストペンギン!』は最後まで盛り上がらず、急下降。8日に最終回を迎えたテレ朝木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』は前週急激に勢いを伸ばしていたが、今週はもとの水準に戻った。TBS日曜劇場『アトムの童』は11日が最終回だったが、こちらもあまり勢いがなく、順位は5位をキープできたものの、前週よりややポイントを落とす結果となっている。これらが本人気ランキングから姿を消すことになるだろうため、次週は全体的に順位が上がっていくと見られる。

 なお、12月3日の放送が休止だったことで前週25位まで落ちた日テレ土曜ドラマ『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』は、今週7位にカムバック。17日に最終回だが、トップ5に食い込めるか。

 前週は200ポイントを切るなど低迷していた本田翼主演のTBS火曜ドラマ『君の花になる』は、今週やや息を吹き返し、200ポイント台に戻り、本人気ランキングでトップ10内に復帰。こちらも20日に最終回となる。

 『君の花になる』が息を吹き返す一方、清原果耶主演の日テレ系日曜ドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』はすっかり「深夜ドラマ以下」の水準から抜け出せない状態が続いている。『霊媒探偵・城塚翡翠』を5話で終え、『invert』にスイッチした次週の11月27日に唐突に「特別編」を挟むという特殊な編成を経て、『invert』の通常放送に戻ったが、130ポイント台から動きがない状態のまま。TVer総合ランキングでの推移を見ると、トップ10滞在期間は3日もなく、トップ30圏外になる日もちらほらあるなど厳しい状態だ。世帯視聴率でも『霊媒探偵・城塚翡翠』を下回る4.7%を、11日放送の第3話で記録してしまうなど苦しい状態が続いている。この枠は来年1月期は安藤サクラ主演・バカリズム脚本の『ブラッシュアップライフ』がすでに予定されているが、枠自体の抜本的な見直しも求められるところかもしれない。