11月16日、『第73回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表されました。

(画像:NHK「紅白歌合戦」公式サイトより)
(画像:NHK「紅白歌合戦」公式サイトより)
 ここ数年の若返り傾向に拍車がかかった人選で、初出場は紅白それぞれ5組ずつ。というわけで、オトナ世代にはなじみのないアーティストを解説していきたいと思います。

◆①紅 IVE 韓国の6人組ガールズグループ

 昨年12月にシングルアルバム「ELEVEN」でデビュー。そこからわずか1年で紅白出場を果たしました。メンバーは、ユジン、ガウル、ウォニョン、リズ、レイ、イソ。パフォーマンスのクオリティに加え、チッケムと呼ばれるメンバーそれぞれにクローズアップしたビデオ動画も人気で、早くも熱狂的なファンを獲得しています。

 また日本版と韓国版とではMVのテイストが違うのも興味深いところ。お国柄に合わせて衣装や演出を変える手法からは色々と学ぶところがあります。

◆②白 Saucy Dog 男女3人組ロックバンド

 2013年結成。メンバーは、ギター、ボーカルの石原慎也、ベース、コーラスの秋澤和貴、ドラム、コーラスのせとゆいか。昨年8月リリースのミニアルバム『レイジーサンデー』の収録曲「シンデレラボーイ」がロングヒットを記録しています。

 彼氏が浮気をしているのを知っていながら別れられない女性の心理を描いた歌詞と、マンガ風のMVが若い世代にウケました。曲とサウンドも最高でした。スリーピースとは思えない音の厚みに、歌詞のストーリーに合わせた演奏の盛り上げ方は見事。1年以上にわたりチャート上位にランクインしているのもうなずけます。

◆③紅 ウタ 全米デビューAdoによる映画『ONE PIECE』の歌姫

 今年の大ヒット映画『ONE PIECE FILM RED』のキャラクター「ウタ」を、「うっせぇわ」で一斉を風靡したAdoが担当し話題になりました。主題歌「新時代」も大ヒットを記録し、きっと紅白でも披露してくれるでしょう。また全米デビュー決定も衝撃的なニュースでした。乗りに乗っている彼女のパフォーマンスは、今年の紅白で最大の見どころかもしれません。

 それまではどちらかというとヘヴィなロック、複雑なリズムのダンスチューンなどで歌唱力を披露してきましたが、一転して「新時代」はシンプルな楽曲でした。だからこそAdoの地力を再認識できた。曲を手掛けた中田ヤスタカの手腕も光りました。