面接官がチェックする重要事項とは

面接時の自己紹介で好印象を与えるポイント 話し方&答え方を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

面接官というのは、あなたの経歴やスキルだけでなくどんな人物であるかを見極めたいと思っています。
何故なら、自社の社風に合うか、今いる社員とうまくやっていける人なのかも重要だからです。

実際に私が面接官として面接をしていたときに、チェックしていた経歴以外の部分をお伝えしたいと思います。

面接官はココを見ている①話し方

面接時の自己紹介で好印象を与えるポイント 話し方&答え方を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

正しい日本語ときちんとした敬語で話すのは当たり前ですが、意外にきちんと出来ている人が少ないです。
新卒の場合はある程度マニュアルに沿った答え方が、ウケがいいと思いますが転職の場合にはあまりマニュアルにこだわらないほうがいいと感じています。

応募者が多くたくさん面接をする場合、教科書通りの受け答えだと印象に残りにくいです。
また声が小さい、早口になるのも気を付けて相手がきちんと聞き取れる声の大きさとトーン、間の取り方も工夫してみてください。

面接官はココを見ている②雰囲気

面接時の自己紹介で好印象を与えるポイント 話し方&答え方を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

人と話していると「この人はイラっとする話し方をする」「この人と話をすると気持ちがなごむ」など普段の生活の中の会話でも感じることがありますよね。

面接でもそれは同じなのです。過去の話を武勇伝のように「自分はすごいんです」を早口で話し出すと逆に面接官をイラっとさせ、マイナスイメージになりがちです。

女性ならではのやさしい話し方で、常に口角をあげて面接官の方を笑顔にさせるくらいのオーラを出していくように心がけてみましょう。

面接官はココを見ている③性格

面接時の自己紹介で好印象を与えるポイント 話し方&答え方を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

自分アピールが強く「私は~で頑張ってきました」「私は~で全力で頑張りたいと思います」「私は~私は~」と自己主張が強すぎると「うちの社員と上手くやっていけるのか?」「他者との協調性はあるのか?」と疑問を抱かれます。

逆に営業職など数字がすべてのような会社だと、自己アピールが強い個性的な人が好感が持たれる場合もありますが、たいていの職場では倦厭されてしまいます。

仕事すると実勤務時間は約8時間、休憩をはさむと9時間以上になることが多いですよね。
その長時間の中で、協調性がない人や自己主張が強すぎる人を人間関係がうまくいっている会社に入れるのはちょっと…となってしまうのです。

会社側はトラブルメーカーになるかもしれない人を敢えて取りたがりません。
5分も話せばだいたい性格も分かってくるものです。

面接時の自己紹介NGなこと

面接時の自己紹介で好印象を与えるポイント 話し方&答え方を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

面接の自己紹介でマイナス評価になってしまうことや、あなたの人格が疑われるNGな発言は絶対に控えましょう。
特に気をつけたい3点を挙げて説明していきますね。

面接時のNG自己紹介①前職を悪く言う

面接時の自己紹介で好印象を与えるポイント 話し方&答え方を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

面接のときに高い確率で聞かれるのが、「前職を辞めた理由」「なぜ辞めたいのか」「転職したいのか」という質問。
面接官も辞めた理由というのは、みんながみんな円満退職ではないことは承知の上で聞いています。

例えば上司からのパワハラに遭って、うつ状態になり休職したまま退職した方や、営業成績が上がらず後輩にどんどん抜かれて居づらくなって退職した方などもいるでしょう。

どんなに環境が悪い会社で理不尽な思いをしたとしても、前職の会社を悪く言うのはNGです。
日本語には「本音」と「建前」という言葉があります。

本音の部分は封印し建前で話すことも時によっては必要なのです。

人間関係が悪い会社やパワハラを受けた会社については、
「1部署に50名ほどの社員がおり、仕事の基本であるホウレンソウについては徹底した会社でした。おかげで先輩方には人間関係ではとても鍛えさせていただきました。」
など人間関係では「勉強させもらった」「鍛えさせてもらった」など言い方を変えてみましょう。

それだけで面接官には「人間関係で大変だったのだな」と伝わります。
辞めた理由の結論は「前職で学んだ仕事をより生かしたいから御社を志望した」という方向で話をしていくといいです。

面接時のNG自己紹介②マイナス面を話す

面接時の自己紹介で好印象を与えるポイント 話し方&答え方を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

自己紹介では自分の長所を生かした内容で話すのが基本なので、苦手なことや短所にはなるべく持っていかないようにしたいものです。

「あなたの長所、短所はどんなところですか?」などの質問には、長所は問題なく話せると思いますが、短所に関しては裏返せば長所にもなりえる発言がベストです。

「私の短所は人前で話すのが苦手なところです。接客において自分の意見を話すことも大切ですが、お客様の要望や希望をしっかり受け止める聞き役に回ることでよりよい提案ができることも多かったと感じています。今後も大切なことや相手の要望に関した的確な答えはしっかりと伝えられるよう努力して参ります。」

と言った感じで話すのが苦手でも聞き上手であること、相手の話をしっかり聞くことで良い結果が生まれる、そしてこれからの決意などの流れだといいと思います。

面接時のNG自己紹介③待遇面ばかり確認する

面接時の自己紹介で好印象を与えるポイント 話し方&答え方を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

転職をするときには前職よりも待遇のいいところを探す人が多いと思います。

・会社が遠いから近くのところで働きたい
・残業が多かったから少ないところがいい
・年収をアップさせたい
・年間休日が休みのところがいい

仕事を探すうえで生活に便利な場所や待遇面を考慮していくのは当たり前のことですよね。
でもストレートに語るとマイナス面が出やすくなるので注意が必要です。

「前職では残業が多かったので、残業が少ない会社がいい」「家から近いところで働きたい」
など伝えると、条件重視で働く意欲はあまりないのか?と思われがちです。

とんでもない発言をする方もおられ「シフトで取る休みは必ず水曜日をお願いしたいです。彼氏が水曜日が休みなので同じ曜日に休める会社で働きたいです。」
こんなあきれた理由を平然と言われたときは唖然としました。

また「前の職場では営業のノルマがきつすぎて嫌だったからノルマがない営業に魅力を感じた」など自分の能力を下げる発言は控えていくのがベターです。