「数週間後には事務所退社を発表し、実質上の“クビ”ではとささやかれた。それでも別の事務所へと移籍して何事もなかったかのように活動を継続したが、このスキャンダルが決定打となり、人気が急落。歌手としては2012年にレコード会社を移籍し、これまでのイメージを一新して“アーティスト”路線を目指した2年半ぶりのアルバム『FRAGMENTS』を発表するも、初週6000枚を切る売り上げという厳しい結果に。翌年のシングル『Promise』にいたっては初週1500枚を切ってオリコン初登場36位という大惨敗となり、本人もブログで自虐的に『これが今の私です』と綴っていました。2014年には移籍第2弾アルバムも出しましたが、こちらも初週2300枚程度に終わり、以降、音楽作品のリリースは途絶えています」(前出・週刊誌記者)
もっとも、事務所を移籍してからの平野はミュージカルなどの舞台出演に力を入れ、2016年にはニューヨーク留学も経験。昨年には『ミラベルと魔法だらけの家』で念願だったディズニーアニメの吹き替え声優に選ばれた。
今年9月にはまたも事務所から独立するなど浮き沈みの激しい人生を歩んでいる平野だが、その高い演技力は誰もが認めるところ。今年10月には話題の“クソアニメ”『ポプテピピック』第2シーズンの初回前半パートに茅原実里との『ハルヒ』コンビで参加したことも反響を呼んだばかり。 荒波の多かった20代を終え、40代を見据えた今こそ、彼女の本当の黄金期がやってくるのかもしれない。