5.子猫がフードを食べないときは?
子猫がフードを食べない理由には、さまざまなものが考えられます。
無理に食べさせるようなことはせず、まずはその理由と適切な対処方法を探ることが大切です。
原因1 ストレス
猫は環境の変化や慣れない人との接触などによってストレスを抱え、フードを食べなくなってしまうことがあります。食欲低下の他にも、攻撃的になる、グルーミングの頻度が高くなる、などのサインが見られたらストレスの可能性が高いでしょう。まずはその原因を振り返り、できる限りストレスを軽減させてあげましょう。
原因2 体調不良
体調不良が原因でフードが食べられない可能性もあります。食欲低下以外にも、水も飲まない、下痢をしている、元気がない、などの様子が見られたら、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
原因3 選り好み・気分
猫は「いろいろな物を食べられたほうが生存に有利である」と考える、「ネオフィリア」という習性を持ちます。この習性によって、目新しいフードばかりを好んだり選り好みをすることもめずらしくありません。
このようなときはフードをお湯で少しふやかし、香りを引き立たせると食べてくれることがあります。また、風味高いウェットフードを少し混ぜても良いでしょう。
6.子猫のフードを選ぶときのポイント
栄養素は?
子猫のフード選びにおいて、まずは成長に必要な栄養素がバランス良く含まれているかが大切です。必ず「総合栄養食」を選びながら、成分表示の確認も忘れずに。
高カロリーで、品質の良い動物性のタンパク質が豊富に入っているものをおすすめします。
安全性は?
人間と同じように、合成添加物は将来の発病リスクを高め、猫の健康寿命に影響すると言われています。
また肉食である猫は、穀物の消化吸収が上手にできません。特に消化機能が発達していない子猫には穀物を使ったフードは避けたほうが良いため、無添加、かつ穀物不使用(グレインフリー)のものが安全と言えます。
ドライフードorウェットフード?
「総合栄養食」がメインとなるドライフードは栄養が豊富で、長期保存も可能なためとても便利です。一方ウェットフードは栄養の補助的な役割を果たす「一般食」が多いので、それだけでは必要な栄養は摂取できないものが多いですが、風味豊かで嗜好性が高く、食が細い猫や水分を多く必要とするときにはおすすめ。 栄養バランスが良くどちらも安全なものであれば、上手に併用しても良いでしょう。
肉or魚?
猫のフードにも、肉をメインにしたものと魚をメインにしたもの、それぞれが販売されています。好みもありますがどちらもおいしく食べられるようであれば、あまり偏ることのないようバランスよく選んであげるのがおすすめ。 猫の食事に対する好みは生後6カ月頃までに決まると言われているため、子猫のうちにバリエーション豊かな食事ができると良いでしょう。
7.PEPPYおすすめ子猫用フード
【成長後期の子猫用】 ロイヤルカナン キトン
独自の栄養バランスで、健康的な消化をサポート。
ナチュラルチョイスキャット 室内猫用 キトンチキン (ナチュラルフード)
チキン生肉が主原料。おいしくて栄養たっぷり!
ナウ・フレッシュ(now fresh) キトン
良質な動物性タンパク質を豊富に含み、育ち盛りの体づくりをサポート。
8.まとめ
子猫にとってはじめてのフード。成猫になるまでのとても大切なこの時期に、しっかりと成長をサポートしてあげましょう。十分な栄養素はもちろん、飼い主さんが信頼のできる、安全性の高いフードを選んでみてください。
毎日のおいしいごはんですくすくと成長──。
そんな愛猫の姿は、飼い主さんにとってもうれしいものですね!
提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)
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