5.子猫がミルクを卒業する時期は?
子猫の歯が生えはじめる生後20日~1カ月ほどから、少しずつ離乳食にシフトしてくのが良いでしょう。
初めてのフードは必ず子猫用のものを選び、お湯などでやわらかくふやかしてあげます。食べられるフードが少量であればミルクで栄養を補いつつ、十分にフードを食べられるようになればミルクは卒業です。
6.子猫がミルクを飲まない時の対処法
対処法1 スポイトやシリンジを使う
哺乳瓶が苦手な子猫もいるため、上手に吸うことができないようであればスポイトやシリンジを使って与えてみましょう。
ただし前述にもあるように、スポイトやシリンジは一気に口の中へ入ってしまい誤嚥を引き起こすリスクもあります。十分に注意しながら哺乳しましょう。
対処法2 ミルクの温度を調節する
子猫がミルクを飲まないときは、子猫にとっておいしく飲める適温になっていない可能性があります。ミルクが冷たすぎないか、反対に熱過ぎないかを改めて確認し、ミルクの温度調整をしましょう。
対処法3 乳首の穴を調節する
哺乳瓶からミルクを吸い上げる力が弱くミルクが飲めない猫もいるため、乳頭の先端に少し切り込みを入れて、穴を大きくしてあげると飲みやすくなることがあります。
7.子猫に合ったミルクの種類と選び方
総合栄養食 or 一般食?
生後1カ月くらいまでの子猫には、かならず「総合栄養食」とされているミルクを選びましょう。猫の初乳に含まれるラクトフェリン入りのものなど、母乳に近い成分で作られたミルクがおすすめです。
また、栄養を補完するための「一般食(副食)」として販売されているミルクもありますが、これだけでは子猫の成長にとって必要な栄養素を摂取することができないので、購入の際には注意が必要です。
粉ミルク or 液体ミルク?
子猫のミルクには、粉ミルクと液体ミルクの2種類があります。
粉ミルクは飼い主さんがその都度作る手間がありますが、長期保存が可能でコスパも良いと言えるでしょう。反対に液体ミルクは長期保存には向きませんが、ミルクの調整などが不要で手軽に与えることができます。
成分や栄養価が適しているかを確認したうえで、飼い主さんのライフスタイルに合ったものを選んでみてください。
8.まとめ
ミルクは、生まれたばかりの子猫にとって命の源。
そして、一生懸命ミルクを飲む子猫の姿はとても愛おしいものですよね。
十分な栄養を与え、すくすくと健康に育ってほしいものです。
すこやかな成長のためにも非常に重要なこの時期を、飼い主さんが母猫代わりとなって守ってあげましょう。
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