スローライフの現実は田舎にあるわけではない

スローライフの現実は?スローライフがうまくいく例について紹介します
(画像=『移住したい』より引用)

スローライフを目指すにあたって、「都会だと実現できない」「スローライフを送るなら田舎に移住しなければ」と考えている方もいるのではないでしょうか?田舎以外でも、スローライフを叶えることはできます。

対照的に、田舎に移住することで必ずスローライフを送れるわけではないことも理解しなければなりません。憧れのスローライフを現実のものにする際は、以下の2点に注意してください。

  • うまく時間を作れば都会に住んでいてもスローライフを送ることは可能
  • 田舎の仕事は重労働で長時間の仕事も多い

スローライフは、単なるライフスタイルのひとつです。住んでいる場所にかかわらず叶えられる暮らし方なので、田舎への移住を決行する前にしっかりと考えてみることが大切です。それでは、各項目の詳細をチェックしていきましょう。

うまく時間を作れば都会に住んでいてもスローライフを送ることは可能

現代社会において、さまざまな場面で多様性が尊重されています。ライフスタイルに関しても同様で、都会と田舎のどちらか一つを居住地に絞らない暮らしが広まっています。二拠点生活は、普段は都会で仕事をして、休日のみ田舎で過ごすというライフスタイルです。

仕事を辞めることなく田舎で生活できるというメリットがあり、都会暮らしと田舎暮らしの良い面を併せ持っているのが特徴です。スローライフに憧れていても、「安定した仕事を辞めて田舎に移住するのは現実的にハードルが高い」「子どもの進学先が限られてしまったら困る」といった悩みを抱えている方は多く存在しています。

しかし、都市部でのライフスタイルを残したまま田舎暮らしができる二拠点生活なら、キャリアや教育機会を守れるのはもちろん、段階的に田舎の環境に適応していくことができます。時間をうまく活用して、都市部と田舎の両方でスローライフを実現させましょう。

尚、二拠点生活をする場合は、遠過ぎない立地で田舎暮らしを送るのがおすすめです。移動時間がかかりすぎると身体的、精神的、経済的な負担が大きくなりやすいので、余裕のないライフスタイルになってしまいます。

田舎の仕事は重労働で長時間の仕事も多い

スローライフは、必ずしも田舎で実現できるとは限りません。のんびりとした穏やかな生活をイメージされやすい田舎暮らしですが、実際には重労働の連続です。住む場所や気候によって異なるものの、雪かき、草刈り、木の伐採、薪割りといったさまざまな肉体労働をこなす必要があります。

また、家の修繕やメンテナンス作業に追われることも多く、畑や農地がある家庭では畑仕事なども日常的に行わなければなりません。重労働や長時間の仕事が続くことから、体力に自信がない方やシニア世代にとって暮らしにくいというのが現実です。

自分と相性の良い環境で生活するためにも、田舎暮らしの実態について知識を深めましょう。求めているライフスタイルと照らし合わせることにより、田舎への移住が正しい選択かどうかを見極めることができます。

まとめ

スローライフの現実は?スローライフがうまくいく例について紹介します
(画像=『移住したい』より引用)

スローライフは、日々の時間を大切にしながら暮らせる魅力的なライフスタイルです。自然が多く人口が少ないという理由から田舎=スローライフに適していると考えられがちですが、逆にスローライフから遠のいてしまう可能性も考えられます。スローライフを送りたい場合は、田舎の現実について正しく理解することが大切です。

また、条件を揃えたりコツを押さえたりすることで、スローライフがうまくいく確率をアップさせることができます。都市部で暮らしながらスローライフを送るという選択肢もあるため、まずは自分が理想とするスローライフを具体的にイメージすることから始めてみましょう。

田舎に移住することで本当に実現できるのかという点をしっかりと考えて、憧れのスローライフを手に入れてくださいね。


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