カンペを使ってもいいシーンとは?
基本的にはカンペを使わないことが理想ではありますが、一部のシーンではカンペを使っても問題がないケースがあります。
カンペに対する考えは企業によって異なるため、自分のイメージと照らし合わせながら判断していくことが肝心です。
大切なキーワードだけ覚えておきたい場合
カンペを丸読みするようなことは避けたいですが、ごく一部、伝えたいキーワードやポイントだけを絞ってカンペにしておくことは可能です。
カメラの近くにカンペを貼っておけば、視線がズレすぎてバレてしまうリスクも提言できるでしょう。
反対に言えば、パソコンやスマートフォンの端に貼れるポストイット程度のサイズを超えるカンペであれば、使用しないことをおすすめします。
ボリュームが大きいと「読んでいる感」が出てしまってバレる恐れがあり、印象を大きく損ねてしまうでしょう。
入学・卒業・転職の年度を参照したい場合
高校や大学の入学・卒業年度や、前職の入社日・退社日などを速やかに回答したい場合、カンペを用意しておくことに問題はありません。
特に、転入や留学などの経歴がある人や職歴が長くなる人は、年度を細かく覚えるのが難しく、質問されたときすぐに回答できないこともあるでしょう。
こうしたときに手元のカンペをチラッと見て、すぐにWebカメラに視線を戻し回答する分には、印象の良し悪しに大きく影響しにくいです。
忘れがちな心がけを意識したい場合
「笑顔忘れない!」
「姿勢伸ばして!」
「ハキハキ喋る!」
など、面接時に忘れがちな心がけをカンペにしておくことは効果的です。
Web面接に慣れていない場合、必要以上に緊張して表情が固くなってしまったり、反対に自宅のリラックスした空気に影響されて姿勢が崩れてしまったりすることがあるでしょう。
面接では、話す内容だけでなく表情・姿勢・態度・手癖・話し方などもしっかり見られています。
トータルで好印象を持ってもらえるよう、できる限りの努力はしておきましょう。
専門的な質問が想定される場合
以下のような専門的な質が想定される場合、カンペを使用しても問題ありません。
・理系学生による論文の内容説明
・医師や弁護士による経歴や職歴の紹介
・過去の売上実績やコスト削減実績など数字に関するアピール
場合によってはカンペを使う旨の断りを入れ、Webカメラに映ることを気にせずに回答することもあるでしょう。
資料があった方がより詳しく答えられるような内容にのみ使用する手法であり、一般的な質問に使用することはほとんどありません。