藤井風については、インドの宗教指導者サティヤ・サイ・ババ(以下、サイババ)を信奉しているのではないかとの噂が浮上している。

「藤井さんの実家の喫茶店にサイババの写真が貼ってあったり、アルバムタイトルがサイババの言葉からの引用だったりしているとのことで、藤井さんのスピリチュアルな一面にもスポットが当たっています。人気や実力からいえば藤井さんの出場は妥当で、紅白サイドからすればどうしても出てほしかったことでしょう。でも昨今は、旧統一教会問題もあり、宗教がらみの問題はかなりデリケートになっている。今回の紅白では、あえて藤井さんを出さないという選択肢もあったはず」(レコード会社関係者)

 あまり世の中の空気を読んでいるとは言いがたい今年の紅白歌合戦。前述のように“若者向けすぎる”との世の批判が起きていることもあり、むしろ若手アーティストの紅白離れが加速するとの見方もある。

「なんだかんだ言っても紅白は注目度が高く、若手アーティストにとっては、知名度を高めて、ファン層を広げるための、いいプロモーションの場でした。でも、最近はネガティブなイメージも強まり、話題づくりも下手なので、批判の矛先がアーティストにまで向けられかねない。このままだと、紅白に出ること自体がマイナスプロモーションになってしまいかねないんです。来年以降は、若手アーティストが紅白の出演オファーを断るというケースも増えていくかもしれません」(同)

 批判にさらされた今年の紅白歌合戦は、まさに終わりの始まりとなってしまうのだろうか──?