今年は何かと批判されることが多い『NHK紅白歌合戦』。11月16日に出場歌手を発表したものの、そのラインナップが“若者向けすぎる”と厳しい声があがっている。
さらに12月5日には、藤井風が白組から出場することと、松任谷由実、加山雄三の特別企画での出場も追加発表されたが、こちらも世間からの反応はビミョーのようだ。
「後出しで出場歌手を追加発表していくのは、近年の定番のスタイルですが、今年は驚くほどに話題になっていません。まあ、藤井風も松任谷由実も加山雄三も、事前の予想で名前があがっていましたし、サプライズ要素はゼロで、完全に無風状態。それよりも、やはり“若者向けすぎる”という批判のほうがいまだにくすぶっています」(テレビ局関係者)
松任谷由実は、「松任谷由実 with 荒井由実」として出場。荒井由実時代の自身の歌声をAIで再現するという。
「2019年に紅白で美空ひばりさんをAIで再現した際には、とんでもない批判が起きました。あの手の企画は2度とやらないと思っていたのに、まさかです。ひばりさんは亡くなっていたから倫理的な批判があったけど、存命ならいいだろう、という判断なのかもしれません。でも、もはや炎上狙いなのではないかとさえ思えてくる。紅白もおかしな方向に進んでいるような気がしますね……」(同)