今月、12月10日に『女芸人No.1決定戦THE W』の決勝戦が日本テレビ系で放送されます。今年で6回目の本大会、過去の優勝者を見てみると1回目はゆりやんレトリィバァ、2回目は阿佐ヶ谷姉妹、3回目は3時のヒロイン、4回目は吉住、5回目はオダウエダが優勝しました。
昨年まで決勝進出者は10組でしたが、今年から2組増え12組に。先日行われた決勝記者会見は、11月26日の13時19分にゼロイチで発表されました。ここに登場した今年のファイナリストはヨネダ2000、さとなかほがらか、Aマッソ、天才ピアニスト、爛々、スパイク、フタリシズカかりこる、河邑ミク、エルフ、紅しょうが、にぼしいわし、の11組。
この時なぜか、1組だけ現場にはいませんでした。その1組とはTEAM BANANAです。実は事前に営業が入っており、群馬県で子供たちとバドミントンをするという仕事のため、スケジュールが埋まっていたそう。ただ、「若手芸人が仕事で来れなかっただけじゃないか」 と思ったらそうではないんです。
なぜなら決勝戦の出番順を記者会見中にカードを選んで決めるからなのです。
実際、そのタイミングがくるとMCのニューヨークが、TEAM BANANAに電話連絡。「自分たちで選ぶと毎回納得できない出番順になる」と言い結局、マネージャーに決めてもらう事になっていました。
ですが、これが強烈なフリになります。マネージャーがつかんだ出番順はなんとA-1……トップバッターとなってしまったんです。決勝戦の戦い方は1対1のガチンコで、勝ち抜いた組は、対戦相手のネタが終わった後に、あらためて審査されるという仕組み。
ちなみにTEAM BANANAは過去2回決勝に勝ち進んでおり、2020年の決勝ではA-1でトップバッター。なんとかオダウエダ、にぼしいわしに勝ち抜くも、3回戦で紅しょうがに2対5で負けました。続く2021も、トップではないもののA-4でまたAブロックに。しかも1戦目でこれまた紅しょうがに2対5とまた、同じ得点差で負けてしまったんです。
そんなバックボーンがある中で今年また、A-1でトップ。Aブロックの呪いがまとわりついてくるTEAM BANANA……。記者会見では、またのトップバッターで笑いが起こっていたが、賞レースに出ている身としては、そんな笑いは正直いらないはず。
一方もう1つの壁として毎回、ぶつかっては負けてきた“紅しょうが”問題。こちらは今回、紅しょうがの出番順はC-3で、最終決戦に勝ち進まない限りぶつかる事はなさそうです。
紅しょうがも、毎回優勝候補と言っていいほどの実力者です。その上今年はTEAM BANANAも紅しょうがも調子がいい――「M-1グランプリ」でもお互い、準々決勝にまでは勝ち進んでいました。