美容ライターの遠藤幸子です。コロナ禍で誰もがメイクのスタイルが変化し、多くの方が自分にとってベストなメイクにたどり着いた頃かもしれません。しかし、その一方で見逃してしまっているメイクの問題もあるのではないでしょうか。

マスク ブラウンアイシャドウ
 そこで、今回はマスク着用時のくすみをカバーし、垢抜けて見えるブラウンアイシャドウの塗り方を紹介します。

◆改めておさらいしておきたい!白の不織布マスク着用時の注意点

 マスク着用時に、メイクではどんなことに注意したほうがよいのか、ということについてまずお話ししていきましょう。

 最も注意したいことは、マスクを着用すると露出する顔の部分が少し暗く見えることです。「百聞は一見にしかず」ということで、画像でご覧いただきましょう。

マスク ブラウンアイシャドウ
 上の画像左はマスクを着用していない状態、右はマスクを着用した状態の画像です。メイクは同じように行い、撮影時間も前後しているだけで同時刻帯。撮影する際の明るさにも違いはありませんでした。

 けれど、どうでしょうか。マスクを着用したほうが顔が全体的に暗く見えるのではないでしょうか。これがマスク着用時に最も注意しなければならないことです。つまりコロナ禍では、このくすみを意識したメイクが必要となります。

 このほか、不織布マスクを着用していると、特に肌のツヤ感が抑えられる傾向にあります。そのため快適さを求めてマスクへの色移りのしにくさを重視すると、肌の質感がマットに寄りがちなので、このあたりのさじ加減は必要になってきます。

 アイメイクも同じで、パールによるツヤ、そして、煌めきで視線を引きつけるラメをうまく取り入れることで、マスクの上で無機質に見えがちな顔の印象をより良いものに変えることができます。裏を返せば、アイメイクもマットな質感は映えないばかりか、肌が乾燥して見える可能性が高いので要注意です。

 色についても相性を見極める必要があります。つまりマスクに映えるか、違和感はないか、など。そのためには、いつもと同じに見える無難なメイクを繰り返すのではなく、いろんなメイクを試してみるのもひとつの手です。