「春日さんは、番組だけでなくラジオなどでも『出られるものは出てやろうと思って』と話、実際に知り合いのディレクターや放送作家さんにキャスティングで推してくれるよう、ひたすら頼み込んでいたようです。やっぱりテレビのロケや企画ものでは抜群の安定感ですし、間違いない人選なので、決まりやすいんです」(テレビ番組制作スタッフ)

 次に1位の発表。川島の1位に王手がかかると、スタジオにはくす玉が用意され、出演者たちはクラッカーを持ち川島の周りにスタンバイ。さらに、雑誌記者とカメラマンも取材に駆けつけ1位を祝う準備は万端となっていた。

 川島は「これ以上できないくらい今年、働ききりました。人生で一度だけでも1位を取りたいというコンセプトでやりました。春日君の存在もあって燃えましたので、後半手を抜かず頑張りましたので、こんだけみんな集まってくれたので」と改めて意気込みを語ると最後は「頼む!」と懇願。祈るように手を組んで発表を待った。

 長いドラムロール中、さまざまな角度からの川島が映り、1位への期待が高まる中発表されたのは「バナナマン・設楽さんです」。まさかの結果に川島がずっこけると、出演者もそれにならいずっこけ。スタジオには微妙な空気が流れていた。

 1位の設楽統は出演本数548本。2位の川島は536本でその差は12本。川島がコロナで番組を休んだことや、世界陸上のため同番組が休止になったことで、差が産まれてしまったようだ。